「この人といると本当に幸せ」
「もっと一緒にいたい」
「もしかしてこの人が運命の相手?」

恋に落ち、彼氏彼女になり付き合って3ヶ月くらいまではまだ頭の中はお花畑

それはまだ現実というものを知らなかったから……。

でも、付き合って5ヶ月ともなると、「好き」という純粋な気持ち以外のモヤッとしたどす黒い感情が入り混じってくるのです!

……ということで、今回は付き合って5ヶ月のカップルありがちな問題にフォーカス

男女の思考回路の違いや男心女心を追求し、自ら経験して得た恋愛の教訓を各メディアに書き続けてきた神崎桃子がレクチャーします!

■付き合って5ヶ月目は「すれ違いも出てくる時期」

ずばり、付き合って5ヶ月目は、ラブラブ状態が落ち着き「相手のいい所だけでなく、嫌な所も見えはじめてきて、すれ違いも出てくる時期」!!

そこに湧いてくるどす黒いよどんだ感情……。

その正体は、「本当にこの人で大丈夫かな」「このまま付き合って平気なのかな」という不安。

結婚を覚悟するにはまだ早く、微妙で不安定な状態ともいえるよね。

「好き」という気持ちはあっても、この先どうなるのかまだ見えてこないし、自信もない……。

3ヶ月と持たなかった相手であれば、「それほど気持ちがなかったからこそ」すぐに別れることができたし、さほど悩まなかったはず。

関係が落ち着いてきて、相手のさまざまな部分が見えはじめたからこそ、不安が生まれてくる。それが、付き合って5ヶ月目のモヤモヤなのです。

■付き合って5ヶ月のカップルあるある6選

ここでは、彼氏の変化をメインにした「付き合って5ヶ月のカップルあるある」を紹介!

付き合って5ヶ月ともなると、こんなふうに変わるものよ。

あなたは男の気持ちを分かってる?

◇(1)LINEの回数が減る・返信が遅くなる

付き合い始めた頃は頻繁にLINEも来てたし、既読が付いてからの返信も早かったのに、今じゃ超短文なメッセージや適当にスタンプをよこしてくるなんてこと、あるあるじゃない?

以前は用がなくとも「声が聞きたかったから」なんて電話が来たり、寝落ちするまでチャットしてたりと、あの頃と今とじゃ熱量は雲泥の差!!(笑)

でも、LINEのペースが落ちるのはむしろ当たり前。

もともと男性はLINEのやり取りがマメだったわけでなく、付き合うまでは「付き合いたい一心で頻繁に連絡くれてただけ……」なんてことがほとんど。

だから、実際自分の彼女になってしまえば、男の連絡頻度は下がるものなんです。

◇(2)お家デートが多くなる

「あまり遠出しなくなった」「おしゃれなデートをしなくなった」なんてこともあるあるの一つ。

付き合い出しの時は「どこか行きたいところある?」なんて相手から聞いてきてくれたのに、今は行きたい場所を伝えると、「え~家の方が楽でいいじゃん」なんて気乗りしない返事。

食事する場所も以前はすごく気を使ってくれたけど、もはやファミレスや近所の店でマンネリ化してたりして……。

それどころか今じゃ、お家デートばかりでせっかくの休日もどこにも行かず、男はダラダラ、女は不満タラタラ……。

ま、男の恋愛は「釣った魚に餌はやらない方式」だからねぇ。

男は女を落とすという目的が達成されるまでは必死で頑張るもの。釣れてしまうと餌をまかなくなる(笑)。

男性がサービスしなくなるのは“もう2人は安定した関係になった”と甘えてるからなんだけどね。

◇(3)会っている時にスマホをいじる

「会っている時にスマホをいじりだす」なんていうのもあるあるの一つ。

前はこっちが話さなくとも彼の方から話し掛けてくれてたのに……前はもっと自分の話に集中してくれてたのに……。

こっちが真剣に話してるのに、スマホいじりながら「ふ~ん」みたいな態度だと、女は「私にもう興味ないの?」と責めたくもなるってもの。

ただ、前より喋らなくなったのはあなたへの愛がなくなったのではなく、それは「彼が男だから」なんだけどね。

口数が減るのは、緊張の糸がほどけてくつろいでいる証拠。彼があまり話さないからって彼女を好きじゃなくなったってわけじゃないんだよ。

神崎桃子から言わせれば、女は親しくなればなるほど相手に多くを語りたがり、男は親しくなればなるほど相手にはアレコレ話さなくなる(笑)。

男と女は真逆だから厄介なのよ!

◇(4)おごる・おごらない問題が出てくる

男性が女性にごちそうしたり見栄を張ったりするのは、相手に自分を好きになってほしいからこそ!

付き合い始めの頃は「いいよいいよ、俺に任せて」なんて気前の良かった彼も、5ヶ月も経てば「いつもおごるのとかムリ」「この先もおごらなきゃならないのか?」なんて不安を抱いてるもの。

もちろん男性にとっては、デート代を持つこと、または多めに支払うことは自分の好意を女性に伝える手段ではある。

でも付き合いが長くなっていけば、男だって“自分の懐具合を気にしてほしい”と思ってる。結婚を見据えたお付き合いならなおさらね。

この時期の2人の金銭感覚はネックでしょう。

支払い事情の擦り合わせができないカップルは、別れる可能性が高い。

「ワリカンとかムリ」「セコいのイヤ」という女性は、金銭的な余裕がたっぷりある男性を見つけることをおすすめするわ。お金は男と女の揉め事の元だから。

◇(5)優先順位が変わる

彼氏彼女以外のことを優先させるのがこの時期のあるあるの一つ。

「仕事が忙しくて」とか「今度の休み友だちと飲みに行くことになったから」などなど、デートをキャンセルして、だんだんと自分の予定を優先するように……。

男が女を「何よりも優先」するのは手に入れるまで!(笑)

特に男性は付き合って落ち着いてしまうと「無理に会わなくとも平気」でいられるもの。

付き合う前はあんなに「早く会いたい」「今すぐ会いたい」なんていくら言っていても、彼女を手中に収めたとなれば、仕事にだって集中したいし、おろそかにしていた友だちとのお付き合いや自分の趣味も再起動したくなるってもの。

しかし、女は彼と会える時間が減ると相手の気持ちを疑い出す生き物……。だからついこんな愚問を口にしてしまう。

「ほんとに仕事なの?」
「誰と飲みに行くの?」
「私のこと好きなの?」

……なんてこと。

男からしたらそれがもうストレス(笑)。

「“付き合っている”という事実があるんだからそういう下らないこと言わんでくれ!」というのが男なのよ。

◇(6)外見に手を抜くようになる

最後のあるあるは、彼女側に当てはまること。

付き合い始めの頃、女というのは、何日も前から何を着ていこうかとコーディネートを考え、デートの前日は念入りにお肌や爪のお手入れをし、ボディーのチェックも抜かりないもの。

デート当日は早く起きてシャワーを浴び、髪をきれいに整え、鏡の前でスマイルチェックまでして待ち合わせ場所に参じていたというのに……。

今じゃ、ネイルもマツエクも、ムダ毛処理も手抜き。しかも“ヨレヨレの下着”を身に着けている、なんてことも。

付き合いたての頃には怠らなかったのに、時の経過とともに気が緩んでしまうのが人間というもの(笑)。

しかし男性の多くは、「女性にはこうであってほしい」「いつまでも女らしくいてほしい」というロマンを少なからず抱いているから厄介。

女からしたら「そんな四六時中、女らしくなんていられるか」「うっかりしちゃうこともあるわ!」と叫びたいのは山々だけども……男は「オッサンには恋はしない」からね(笑)。

決して「彼のためにやらないといけない」というわけじゃないけれど、サボりだすとどんどん楽な方へ楽な方へと流れていきがちになってしまうもの。自分を磨くのは自分のためでもあるの。

■付き合って5ヶ月目を乗り越えるポイント

付き合い出せば、付き合う前には知らなかった面が見えてくるようになるもの。

付き合う前は男だって女だって誰でも猫かぶって、相手にいいところを見せているだけ。

だから2人の距離が縮まれば縮まるほど、一緒に過ごせば過ごすほど相手のイヤなところが目についてしまうのは当たり前……。

ただ、忘れないでほしいのは、あなたが完璧でないように、彼にもダメダメな部分がある。

そしてあなたが男の気持ちを知らないこともあるように、彼も男だからこそ女の気持ちが分からないってこともたくさんあるってこと!

5ヶ月目の危機を乗り越えるためにも、このことは胸に留めておいてね。

どちらかが我慢する恋は続かない!

もし今のあなたに「彼のここが引っ掛かる」という不安や「こういうところはおかしい」という不満があればそれはきちんと伝えるべき!

男と女はどちらかが不満を抱えて我慢しても決して長くは続かないから。

そして自分の不満だけでなく相手の思っている不満にも聞く耳を持って受け入れる心が必要。

恋が長く続く秘訣は、「どちらかの我慢なんてなし」で、「お互いさま」と対等でいられるカップルなのよ。

あなたのその恋が、半年が過ぎ1年が過ぎ、そして、愛へと育ちますように……。

(神崎桃子)

※画像はイメージです

付き合って5ヶ月目のカップルが「危険な理由」