ティム・ロビンスとスーザンサランドンの息子であるマイルズ・ロビンス、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子であるパトリック・シュワルツェネッガーが主演を務め、イライジャ・ウッドが製作を手掛けた映画「Daniel Isn't Real」。その邦題を「ダニエル」として、2021年2月5日(金)から日本公開されることが決定した。

【写真を見る】パトリック・シュワルツェネッガーの父は日本でもおなじみの俳優アーノルド・シュワルツェネッガー

同作は、他人は見えない“空想上の親友(イマジナリー・フレンド)”ダニエルが、見る者を耽美と狂乱の世界へ誘うイマジナリー×スリラー。注目の二世俳優同士の共演や予想を裏切る展開で世界を熱狂させ、辛口映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で91%の高評価を記録した(2019年7月9日時点)。

タイトルでもある「ダニエル」とは、主人公・ルークにしか見えない“空想上の親友”。幼少期のある事件をきっかけにその存在を封印していたルークだったが、時が経ち孤独と不安に苛まれたことで、長年の封印からダニエルを呼び起こす。

カリスマ性あふれる美青年の姿で現れたダニエルの助言によって、ルークの生活は一変。何もかもが順調に進み、やがてダニエルが必要なくなっていくが、ダニエルはそれを許さず、次第にルークの精神を支配しようと動き出す。

内気で繊細な青年と、圧倒的カリスマ性を持つ“空想上の親友”、両極にある2人の恐ろしくも美しい関係を描いた同作。ルーク役のマイルズ・ロビンスは、ダニエルに翻弄(ほんろう)され自己喪失していくという、難しい役どころを熱演する。

一方、妖しくも美しいダニエル役はパトリック・シュワルツェネッガー。爽やかで愛嬌(あいきょう)あふれるこれまでのイメージから一変、妖艶さ漂う謎多き“空想上の親友”役という、美しさの中に狂気を感じさせるキャラクターで新境地を見せている。

そして製作は2010年に制作会社を設立して以来、個性的な作品を精力的に製作し、今や映画ファンからもプロデューサーとして一目置かれる存在となっているイライジャ・ウッド

監督、脚本を担当したのは、次世代のスリラー/ホラーの担い手として期待を集めるアダム・エジプト・モーティマー。自身も子どものころに“空想上の親友”を持った経験があるそうで、本作の作り手にふさわしい逸材となる。

マイルズ・ロビンスとパトリック・シュワルツェネッガーが主演を務める映画「ダニエル」が、2021年2月5日(金)から日本公開される/(C)2019 DANIEL FILM INC. ALL RIGHTS RESERVED.