『新聞記者』(19)など話題作への出演が続く松坂桃李が、ハロー!プロジェクトのアイドルにのめり込んだアイドルオタクを演じる『あの頃。』(2021年2月公開)。本作に“BEYOOOOONDS"より山崎夢羽が出演することが発表されたほか、あわせて劇中歌を長谷川白紙が担当することが解禁となった。

【写真を見る】劇中歌は現役音大生の長谷川白紙が担当

神聖かまってちゃんの元マネージャー、剱樹人による自伝的青春コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」を実写映画化した本作。大学受験に失敗し、どん底生活を送っていた主人公、剱(松坂桃李)が、ある日観た松浦亜弥のMVをきっかけにアイドルにハマり、そこで出会ったオタク仲間たちとともにバカバカしくも切ない青春の日々を謳歌していく姿を描く。

出演が決定した山崎が演じるのは、剱がハロプロにハマるきっかけとなったアイドルである松浦亜弥。公開決定直後からは誰が松浦を演じるのかファンの間で大きな話題を集めていた。ハロプロでは“末っ子グループ”にあたるBEYOOOOONDSだが、昨年にはレコード大賞最優秀新人賞を受賞している。山崎は尊敬する松浦を演じるにあたり「こんなに嬉しいことはないです」と喜びの声を語った。また、劇中の音楽は若者を中心に支持を集める長谷川白紙が担当。今回が初の劇伴参加になる長谷川が作る楽曲にも注目だ。

発表に際し、山崎、長谷川からはコメントも到着。ハロプロ次世代エースとも称される山崎が演じる“松浦亜弥”はどのようなものなのか?その演技にも期待がかかる。

<キャスト&アーティストコメント>

●山崎夢羽(松浦亜弥役)

松浦亜弥さんは、歌もダンスもトークも一人ですべて完璧な方という印象で、“本物のアイドル”だなと思います。歌の勉強をする時には、いつも松浦さんの曲を聴いて、こんな風にやってみようと研究しています。今回、松浦さんを演じることになり、こんなに嬉しいなということはないです。歌って踊るシーンではなかったので、どうやって松浦さんを表現したらいいのかが難しかったです。でも、応援してくださっている方に雰囲気が松浦さんに似ているねと仰っていただくことがあったので、このまま頑張ろうという気持ちで取り組みました。精一杯出来たと思います!」

長谷川白紙(劇中歌)

「この映画の台本を初めて読ませていただいた瞬間がいまでも強く記憶に残っています。わたしはそこから、偶像を媒介した時間に込められた、底抜けに楽しくてそして虚しい狂騒を感じたのです。とても狭い世界のなかですべてを笑い飛ばしてなにもかも無効化してしまう、そういった本来は秘匿されているようなくるった規範を公の場に楽しく差し出すことのお手伝いができたと感じています。この大役を任せてくださり、ありがとうございました…!」

※山崎夢羽の「崎」は立つ崎が正式表記

文/トライワーク

松坂桃李が“ハロヲタ”を演じる『あの頃。』あやや役は次期エース山崎夢羽に決定/[c]2020「あの頃。」製作委員会