近年、競争が激化している回転すし業界。チェーン各社では他社との差別化をはかるべく、寿司以外のサイドメニューに力を入れたり、新しいサービスを展開したりと、日々切磋琢磨しています。

 そんな中、『かっぱ寿司』ではサイドメニューの“麺”の本格化に注目。有名ラーメン店とコラボした“本格ラーメンシリーズ”はそのクオリティの高さが評判となり、いまや定番メニューになっています。

 その『かっぱ寿司』が10月21日より、新たな麺メニューとして、有名イタリア料理店『アルポルト』の片岡護シェフが監修した本格パスタかっぱ寿司の海鮮マヨすぱ」が販売されました。回転すし店で食べられるパスタの、気になるお味はどんなものなのでしょうか? 試食会にお邪魔し、味わってきましたのでご紹介しましょう。

魚介香る「かっぱ寿司の海鮮マヨすぱ」

「かっぱ寿司の海鮮マヨすぱ」390円(以下、全て税込)、販売期間は:11月29日まで
かっぱ寿司の海鮮マヨすぱ」390円(以下、全て税込)、販売期間は:11月29日まで

 こちらが、期間限定で食べられる「かっぱ寿司の海鮮マヨすぱ」。本格イタリアンを感じさせるビジュアルは、一見して回転すし店のメニューとは思えないほどの完成度です。

イタリア料理界の重鎮 『アルポルト』片岡護シェフ
イタリア料理界の重鎮 『アルポルト』片岡護シェフ

イタリア料理は海鮮の素材の味を生かした料理が多いんです。だから寿司の素材との相性が良いはず。あとはどのようにパスタと組み合わせるかを試行錯誤しました」。そう語るのは、西麻布に拠点をかまえる有名イタリア料理店『アルポルト』の片岡護シェフ。

イタリア料理にんにくをよく使いますが、いろいろな魚介の中でにんにくソースともっとも相性が良かったのがサラダ軍艦の素材でした。さらにイタリアっぽさを出すためにアサリを加えてみたら、良いものが完成しました」(片岡シェフ)

試食用の「海鮮マヨすぱ」
試食用の「海鮮マヨすぱ」

 試食用のお皿が目の前に置かれた瞬間、にんにくソースとあさりの潮の香りが漂い、食欲をそそります。イカゲソのボイルとカニカママヨネーズであえたシンプルな具は、サラダ軍艦の素材を使っています。

麺を持ち上げると、しっかり具材がからんでいるのがわかります
麺を持ち上げると、しっかり具材がからんでいるのがわかります

 口にした途端に広がるにんにくのガツンとした風味。マヨネーズとの相性もぴったりです。アサリのほんのりとした塩気と旨みがパスタによくからみ、どんどん箸が進みます。「冷めても美味しく食べられるパスタにこだわった」というシェフの言葉どおり、多少時間が経ってもしっかりとした旨みを感じられる一皿でした。

12月からのコラボ第2弾は「オマール海老味噌カルボナーラ」が登場

390円
「オマール海老味噌カルボナーラ」390円

 12月2日からはコラボ第2弾の「オマール海老味噌カルボナーラ」が発売されるそうです。カルボナーラソースに濃厚なオマール海老味噌をくわえ、海老の香りと厚みのあるコクを感じられるパスタに仕上がっています。

ラーメンの新メニューも続々登場!

「煮干しとんこつ醤油ラーメン」390円、販売期間:11月29日まで
「煮干しとんこつ醤油ラーメン」390円、販売期間:11月29日まで

 大人気の「本格ラーメンシリーズ」からは、家系ラーメン『吉祥寺 武蔵家』と煮干しラーメン『長尾中華そば』がコラボした「煮干しとんこつ醤油ラーメン」が登場。家系の特徴であるとんこつスープと、煮干しラーメンの煮干し粉。まさに個性と個性がぶつかり合う一杯です。

 最初はそのまま味わい、徐々に煮干し粉を溶かしながら食べ進めていくと、サラサラ状態だったスープは次第に濃厚な味わいに。太めの麺とのからみも良く、最後の一口まで味変を楽しめます。

「香味油の醤油ラーメン」300円
「香味油の醤油ラーメン」300円

 一番人気の定番麺メニュー「醤油ラーメン」は、今回スープをリニューアルしています。鶏ベースのスープには昆布・煮干しの旨みをプラス。味の決め手は、長ネギショウガニンニクの風味豊かな「野菜香味オイル」です。コシのある麺とスープ、具が絶妙に絡み合います。シンプルだからこそ、ホッとする味わいです。

 回転すし店の可能性を感じる『かっぱ寿司』の新たな麺メニュー。ぜひ、味わってみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎櫻井れき)

かっぱ寿司の海鮮マヨすぱ|食楽web