■ 約2時間半の大ボリューム! キャスト17名による朗読劇も

島﨑さん:「印象的なシーン」に、由希が真鍋に透への想いを語る場面を選んだ島﨑さん。同じくセレクトしていた草摩利津役・河西健吾さんもまじえ、男の友情について語り合いました。

原作者・高屋奈月先生が総監修を務めることでも話題のTVアニメ「フルーツバスケット」。9月に2nd seasonの最終回を迎えたばかりで興奮さめやらぬなか、生配信イベント「TVアニメ『フルーツバスケット』2nd seasonスペシャルイベント~ファイトー!オー!なのです!~」が、10月11日に行なわれました。

当日は主人公・本田 透役の石見舞菜香さんをはじめ、草摩由希役・島﨑信長さん、草摩夾役・内田雄馬さん、草摩紫呉役・中村悠一さんら総勢17名のキャストが集結! 約2時間半にわたるイベントでは、トークコーナーや視聴者参加型のバラエティーコーナー、書き下ろしシナリオによる朗読劇のほか、2nd seasonの第2クールOPテーマ「HOME」を歌う土岐麻子さんによる生ライブなど盛りだくさんの内容が届けられました。来年2021年に放送が決定した最終章となるThe Finalがますます待ち遠しくなったイベントの模様をレポートします。

イベントは「思い出バスケット」と題した、トークコーナーからスタート。キャスト陣が前半・後半2組にわかれ、「アフレコを通じてイメージが変わったキャストは?」「変身できるとしたら、何の動物?」「高校時代の思い出は?」といったテーマにそって、わきあいあいとトークを繰り広げます。なかでも「2nd seasonの印象的なシーン」のテーマでは、続々と名場面を振り返りながらアフレコ時のエピソードが明かされるなど、ファンにはたまらないひとときとなりました。

1st・2nd seasonを通じ、すでに50話も放送されている同作だけあって、収録現場はアットホームそのものだそう。草摩はとり役・興津和幸さんからは、「フルバファミリーと言っても違和感がないぐらい、仲がいいですよ。最初はぎこちなかったですけど(笑)」とのコメントも聞かれました。

そんな収録現場の中心にいるのは、やはり石見さんだといいます。草摩楽羅役・釘宮理恵さんはすっかり石見さん演じる透のファンになった様子で、「舞菜香ちゃんの演技が素晴らしすぎて、毎回感動していました。草摩慊人役の坂本真綾ちゃんと私の2人で、テストから本番まで号泣していたこともあって(笑)」と熱弁! 奇しくも石見さんは前半、釘宮さんは後半組だったため、画面越しに石見さんに向けて「好きだよー」と語りかけていました。

イベントのクライマックスには、キャスト17名による朗読劇「モゲ太ゲットなのですっ」が披露されました。大人気アプリゲーム「モゲ太ンGO」に熱中する紫呉からスマートフォンをたくされた透が、由希と夾とともに街に繰り出し、レアなモゲ太をゲットしようとするが——というストーリーです。

中村さんによるブラックモゲ太をはじめ、個性豊かなモゲ太を演じる石見さん、島﨑さん、内田さんたちのお芝居に、お腹を抱えた視聴者も多かったはず。また、ふだんは接点のないキャラクターたちによる掛け合いも随所に盛り込まれ、「生徒会メンバー以外の皆さんと関われるのは楽しかったです」(真鍋 翔役・江口拓也さん)とキャスト陣も笑顔を見せていました。

最後はキャストを代表して、石見さんがメッセージを届けました。「来年には、ついに最終章のThe Finalの放送が決定しています。収録も佳境を迎えていますが、1st・2nd seasonと変わらない熱量で、皆さまにお届けできるようにつくりあげていますので、楽しみに待っていていただければと思います。透くんを始め、たくさんの素敵なキャラクターたちの物語を、最後まで1話も逃さず感じていただきたいです。本日はありがとうございました!」と締めくくり、笑顔の絶えないイベントは幕を閉じました。(WebNewtype・【取材・文:藤谷燈子】)

TVアニメ「フルーツバスケット」2nd seasonスペシャルイベント~ファイトー!オー!なのです!~ イベントより