プログラミングや、身近な場面ではネットサーフィンするときの検索条件などで使われる論理演算を、タイムリーな話題でまとめた「ハロウィンで分かる論理演算」が投稿され、その分かりやすさに世界中から注目が集まっています。

【「Trick AND Treat」の場合】

 論理演算は、普段は目にしない言葉と多様な演算パターンからややこしい印象を持ってしまいがち。AND(論理積)やOR(論理和)、XOR排他的論理和)やNAND(否定論理積)など、言葉を聞いただけでは具体的なイメージが思い浮かびません。ですが「trick or treat(イタズラかお菓子か)」のフレーズカボチャベン図を使うと……ややこしそうだった論理演算がずいぶん分かりやすく! 図ではカボチャの色が塗られた部分を「true」つまり「ある状態」として、無地の部分を「false」つまり「ない状態」として取り扱っています。

 まずは正当なフレーズTrick OR Treat。Trick(イタズラ)とTreat(お菓子)、そしてその2つが重なる部分がカボチャ色になっています。その意味は「イタズラ、またはお菓子」となり、イタズラだけ・お菓子だけ・イタズラとお菓子どちらも受け取った状態を示します。

 Trick AND Treatは、イタズラとお菓子のどちらもある状態を意味するので、TrickとTreatを満たしている状態が当てはまります。2つの丸が重なった部分に小さくまとまったカボチャがかわいらしい……!

 聞き慣れない「XOR」という文字は「排他的論理和」という意味で、どちらか片方のみがある状態のことをいいます。つまりイタズラもしくはお菓子のどちらか一方だけがある状態です。ハロウィンで使われる「トリックアトリート」は「イタズラされるか、お菓子をよこすか、どちらかを選べ」という意味合いで使われることが一般的なので、これに当てはまりそうです。論理演算的にハロウィンを楽しむなら「トリックアトリート」ではなく「トリックエクスオアトリート」と呼びかけるのが正しいのかもしれません。

 「ハロウィンで分かる論理演算」を投稿した化学の先生を務める宮元一賢さんは、他にも「Trick XOR Treat」「Trick NAND Treat」「Trick XNOR Treat」や、より複雑な「Trick ← Treat」などの表現に挑戦した画像も公開しています。オレンジ色の背景に2つの黒い点と横波線を描くだけで、カボチャの表情に見えてくるのが不思議です。

 また、ハロウィンネタとあってか、ツイート日本国内にとどまらず海外にまで広がっています。「今までになくわかりやすいわ!」「こんなふうに論理演算を勉強したかった」などの反応が寄せられました。

画像提供:宮元一賢さん

Trick OR Treatはどちらか一方もしくはどちらにも当てはまる場合