インドマハラシュトラ州ヴァルシャ(Varsha)在住の20歳の男性は、身体が非常に柔らかく“Rubber Boy(ゴム少年)”と呼ばれている。男性は柔軟さを武器にギネス世界記録に名前を載せることを目標としており、『CGTN America』『Metro』などのメディアに登場し様々なポーズを披露した。

チラグ・クリシュナクマール・パンパリヤさん(Chirag Krishnakumar Panpaliya、20)がヨガを始めたのは、7歳(一部報道では5歳とも)の時だった。最初は基本的なポーズだけを少しずつマスターしていったが、10歳になるとかなり高度なポーズにも挑戦するようになった。きっかけは2010年から2014年に放送された米テレビ番組『世界の超人~驚異の身体能力~(Stan Lee’s Superhumans)』で、毎日の練習を欠かさず行い、今では難しいポーズでも難なくこなす。

チラグさんの両親は肉・魚・卵・乳製品などの動物性食品を食べないヴィーガン(完全菜食主義者)で、引き締まった身体を持つチラグさんは「これまで特にダイエットをしたことはないよ」と笑う。

これまでにも何度かメディアに登場しているチラグさんは、インドのタレントショーに招待されたこともあるそうだが「今は忙しくてね。私が目指すのは、身体の柔軟さでギネス世界記録を達成することなんだ」と10年来の夢を語った。

このたびチラグさんが披露した動画では、180度開脚して上半身を床にピタリとつけたり、頭を180度回転させたり、ブリッジのポーズからさらに進化させたポーズを取るなどして身体の柔らかさを見せつけている。

しかしながら現在、世界で最も身体が柔らかいギネス世界記録を7つも保持しているのはアメリカのダニエル・ブラウニング・スミスさん(Daniel Browning Smith、41)で、『世界の超人~驚異の身体能力~』にも出演していた。ダニエルさんは曲芸師、俳優、テレビ司会者、コメディアン、スポーツエンターテイナー、スタントマンとしても活躍しており、チラグさんが目標とする人物でもある。

『Metro』によると、ダニエルさんやチラグさんは遺伝子疾患である「エーラス・ダンロス症候群」を患っており、関節が異常なほど柔らかいのだという。この患者は脱臼しやすく、慢性的な関節痛や四肢痛で苦しむこともあるそうだが、チラグさんは「関節の痛みはそれほど酷くはないよ」と述べている。

画像は『Metro 2020年10月29日付「Super flexible man can turn his head 180 degrees and bend legs over his head to type with his feet」(Picture: India Photo Agency / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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