プレミアリーグ第7節、シェフィールド・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ10月31日にブラモール・レーンで行われ、アウェイのシティが0-1で勝利した。

前節、ウェストハム相手に1-1のドローに終わったシティは、ここまで連勝なしと難しい序盤戦となっている。それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではマルセイユに3-0の快勝を飾り、CL連勝の勢いを持って19位に低迷するブレイズとのアウェイゲームに臨んだ。

そのマルセイユ戦からは先発3人を変更。ジンチェンコ、ギュンドアン、フォーデンに代えてカンセロ、ベルナルド・シウバ、マフレズを起用。3トップはマルセイユ戦に続きフェラン・トーレスを最前線に置き右にマフレズ、左にスターリングが配置された。

立ち上がりからボールの主導権を完璧に握り、80%を超えるボール支配率を見せたアウェイのシティは8分に最初の決定機。左サイドの深い位置に侵攻したカンセロからのクロスをニアに飛び込んだフェラン・トーレスが頭で合わすが、枠を捉えたシュートはGKラムズデールの好守に阻まれた。

その後も押し込む展開を続けるシティは19分にロドリの強烈なミドルシュート、23分にはスターリングが左サイドをえぐって入れたクロスをゴール前のフェラン・トーレスが右足で合わせるが、いずれもGKラムズデールの好守に阻止される。

それでも、28分には左サイドで細かく繋ぎデ・ブライネから鋭い横パスをペナルティアーク付近で受けたウォーカーが地を這う強烈な右足のミドルシュートをゴール左下隅に突き刺した。

ウォーカーの古巣相手の恩返し弾で均衡を破ったシティは、徐々に前に出てきたホームチームに押し返されるが、デ・ブライネを起点に相手を引っくり返すカウンターから幾度かチャンスシーンを創出。だが、前半のうちに追加点を奪うまでには至らず。

迎えた後半も立ち上がりからシュートシーンを増やしていくシティは、58分にボックス手前の好位置で得たFKの場面でキッカーのマフレズがゴール左下隅を狙った鋭い左足のシュートを放つが、ここはGKラムズデールのビッグセーブに遭う。

一方、良い形で相手からボールを奪うことができず、マクバーニー目がけたロングボールとウイングバックとセンターバックで数的優位を作るサイドアタックから活路を見いだそうとするが、なかなか決定機には至らない。70分にはボックス右に抜け出したベルゲのマイナスの折り返しから中央のランドストラムに絶好機も、右足のシュートはクロスバーの上を越えた。

一方、カウンターの場面でやや連係ミスが目立ち仕留め切れないシティは80分を過ぎてフェラン・トーレス、マフレズを下げてフォーデン、ギュンドアンを続けて投入。このまま逃げ切り態勢にシフト。長身FWマクゴールドリックを投入してパワープレー気味に来るホームチームの攻撃をきっちり凌ぎ切った。

ウォーカーの古巣恩返し弾でブレイズに1-0で競り勝ったシティがリーグ戦2試合ぶりの白星を手にしている。

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