このほどイギリスで少年グループが投げつけた花火が顔に当たり、14歳の少女が口に大火傷を負ってしまった。少女が攻撃を受けた付近は、少年らが連日のようにロケット花火や爆竹を使って反社会的な行動を繰り返していたという。『The Sun』『Mirror』などが伝えている。

ロンドンのデプトフォードに暮らすホリー・ケインさん(Holly Kane、14)は10月24日自転車に乗った少年らの投げつけた花火が顔に当たり、大火傷を負ってしまった。

ホリーさんは当時、友人と一緒にロンドンカナダウォーター付近を歩いていた。途中で雨が降ってきたため、ホリーさんらは歩行者専用のトンネルの中を歩くことにした。すると後方から自転車に乗った少年グループが近づいて来て、突然花火を地面に放ったという。

その瞬間、花火が跳ね返りホリーさんの顔に当たって爆発した。すぐ病院へと運ばれたホリーさんだったが、口からの流血が酷く、唇は2倍もの大きさに腫れ上がってしまった。のちにホリーさんは、当時の恐ろしい経験を次のように語っている。

自転車に乗った少年達がやってきて、花火を地面に投げつけたんです。私が振り返った瞬間、花火が顔に当たって爆発しました。周りの音が聞こえなくなったので、たぶん気を失っていたんじゃないかと思います。」

「顔全体が傷だらけで、歯が折れたんじゃないかと思って…。口からは血が止まらなくてとても痛い思いをしました。今も痛みのため、あまり口を動かすことができません。また同じ目に遭うんじゃないかとか、顔が元に戻らないかもなんて考えていると本当に怖くてたまりません。」

ホリーさんの唇は治療後も爛れた状態のままで、口の中には火薬による硫黄のような味が今も残っているそうだ。

ホリーさんの母親ポーラさん(Paula)は「ホリーの唇は本当にあり得ないくらい腫れていました。こんなの見たことがありません」と話しており、娘の火傷に驚きとショックを隠せない様子だ。またポーラさんは「幸いだったのは、ホリーがメガネをかけていたことから花火の爆発から目を守ることができたことです」と述べている。

ホリーさんが襲われた付近は、少年グループが反社会的行動を繰り返していたことで立入禁止区域になっていたようだ。当時、近隣にあるレストランのオープンテラスで食事をしている客に向けて、ロケット花火を投げつける少年グループが目撃されていた。

ロンドン警視庁では少年グループの一部メンバーを特定し、地元の助けを借りて自宅訪問が行われたそうだ。なお地元警察では、ハロウィンの時期が落ち着くまでは付近の警備を強化していくとのことだ。

画像は『The Sun 2020年10月27日付「BONFIRE FRIGHT Girl, 14, knocked out after being hit in the FACE with firework by yobs terrorising locals with ‘rockets’ and flares」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト