女優の柴咲コウが主演を務めるドラマ『35歳の少女』(日本テレビ系/毎週土曜22時)の第4話が10月31日に放送され、坂口健太郎演じる広瀬結人の教師を辞めた理由が明かされると、ネット上には「想像以上に辛い過去だった」「涙とまらん。。。」などの声が上がった。(以下、ネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください)

【写真】“望美”柴咲コウの家庭教師をする“結人”坂口健太郎

 本作は、10歳の時に不慮の事故で長い眠りにつき、25年後に目覚めた女性の、“時をこえた”成長物語。“35歳の少女”である主人公・時岡望美を柴咲が、望美の初恋の相手・広瀬結人を坂口が演じる。

 ある日、通うはずだった中学校で偶然出会った下校中の生徒と意気投合した望美。事故当時の10歳から徐々に成長しつつある望美は中学生の友達ができたことを喜ぶが、実年齢が大人であることを利用されているとも知らずに煙草を買いに行かされ、母・多恵(鈴木保奈美)や結人にこれ以上親しくならないよう忠告を受ける。

 望美は、結人の忠告に「なんで普通の大人みたいな事言うの結人くんまで」と不満をあらわに。さらに、結人が教師を辞めて代行業に就いていることにも納得していない望美は「なんでそんなことやるの? もう教師はやらないの?」と疑問をぶつける。

 その場では答えなかった結人だが、その後連絡がつかなくなった望美を心配して、望美の携帯電話に教師を辞めた理由を言うから連絡をするように留守電を残していた。

 改めて望美は、結人が10年前に教師を辞めた理由を聞く。初担任のクラスでいじめが起き、生徒が自殺したことに自責の念を抱いてきたという結人の告白に、望美は「そばにいてあげたかった」「ゆうとくんが苦しんでる時に一緒にいてあげたかった」と嘆く。続けて「早く大人になって、『あぁ望美がいてくれて良かった』って思えるようになるから」と慈愛に満ちた眼差しで結人に告げると、結人の目からは涙がこぼれ、望美は「待っててね。結人くん」と力強く伝えるのだった。

 このシーンにSNS上には「想像以上に辛い過去だった」「その過去はしんどい…」「望美の精一杯の言葉が優しくて、優しくて、心に沁みる……」「涙とまらん。。。」などといった声が寄せられた。

土曜ドラマ『35歳の少女』第4話場面写真 (C)日本テレビ