全北現代(チョンプク・ヒョンデ)モータースが、史上初のリーグ4連覇を達成した。

 11月1日に行われたKリーグ1最終節で、全北現代はホームの全州ワールドカップ競技場で大邱(テグ)FCと対戦。元韓国代表FWイ・ドングクのラストマッチともなったこの試合、全北現代はU-23韓国代表FWチョ・ギュソンの2得点で勝利を収め、リーグ優勝を果たした。

 一方、2位の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)は同日の光州(クァンジュ)FC戦を3-0で勝利するも、全北現代との勝ち点3差をひっくり返せず。2005年シーズン以来、15年ぶり3回目の戴冠を逃す形となった。

 過去にKリーグで4連覇を達成したチームは存在しない。一和天馬(イルファ・チョンマ)(現・城南(ソンナム)FC)が1993年1995年シーズン、2001年~2003年シーズンにそれぞれ3連覇を成し遂げているが、4連覇は今回の全北現代が史上初めてだ。

 全北現代はこの優勝でKリーグ通算優勝回数を8回とし、同7回の城南FCを超えて最多優勝クラブに躍り出た。なお、優勝を逃した蔚山現代は、リーグ最多の通算準優勝回数を9回に伸ばしている。

 今シーズン1つ目のタイトルを手にした全北現代は、11月4日と8日にホーム&アウェー形式で行われる蔚山現代とのFAカップ決勝で国内2冠目を狙う。

文=ピッチコミュニケーションズ

全北現代はこの優勝でKリーグ通算優勝回数を8回に伸ばした [写真]=Getty Images