2020年10月19日(月)eplus Living Room CAFE&DININGより、イープラス「Streaming+」にて配信されたリビングルームミュージカル配信版『La La La LOVE SONGS』。この度、公演写真とレポートが到着した。

Photo by 宮川舞子

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2018年2月にスタートして以来2.3ヶ月に一度というハイペースで開催されてきた“リビングルームミュージカル”。新型コロナウイルスの影響で2020年は開催されていなかったが、ファンの熱いリクエストを受け10月19日(月)にストリーミング配信という形で再開された。

リビングルームミュージカルといえば、渋谷の“リビングルームカフェ”で多彩なキャストバンド、観客が一体となり盛り上がりを見せるエンターテインメントショーだが、感染対策上当面は難しい。そこで、あくまで配信版に特化した“歌番組”スタイルに作り込まれたものとなった。とはいえ、様々な垣根を越えた多彩なキャスティングはむしろパワーアップ。会場には7台のカメラと照明機材がセッティングされ、まさに配信のための仕様に様変わりしていた。

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冒頭は、過去公演の振り返りVTRからスタート。神様の声“藤岡弘、”の語りで贅沢に振り返りながら、“Go To 愛しかない世界へ”と、収録スタジオと化した会場へとつながる。
MCを務めるのは、スーパーシンガーMARU、元宝塚歌劇団男役の十輝いりすミュージカルを中心に活躍中の岡本悠紀フィールドも個性もまさに三者三様だが、これまでリビングルームミュージカル (以下LRM)を通じて育まれた絶妙なコンビネーションテンポ良く開演。

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今回は、宝塚歌劇団史上ナンバーワン高身長と豊かな美声を誇った元男役スター悠未ひろ、同じく宙組で、“ロイヤル”の異名を持ち端正な男役として活躍した澄輝さやと、やはり宙組で、宝塚きっての美貌と謳われた伶美うららが華を添える。また今回は、“新しい風”として、シンガーとして、最近は2.5次元ミュージカルでも俳優として期待されるチャンレギュラーメンバーに加わった。

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さらに、日本を代表するミュージカル歌手の島田歌穂スペシャルゲストとしてLRM初出演。さらにさらに、L.A在住の日本人スーパーダンサーCahogoldVTR出演。過去出演の木村花代、加藤潤一、雷太ママからのビデオレターもあり、盛り沢山以上の内容となった。

まずは過去公演で歌った曲をノンストップレギュラーメンバーが歌い継ぐ。近年の宝塚のショーの人気曲「Apasionado!!」(元男役を中心に全員で)、ミュージカルRENT』より「Out Tonight」(MARU)、ミュージカルロミオとジュリエット』より「僕は怖い」(歌:岡本、ダンス:伶美)、往年の宝塚の名曲「セ ・マニフィーク」(悠未)、ミュージカル 『ME AND MY GIRL』より「街灯によりかかって」(十輝、澄輝)、J-POPの人気曲CHEMISTRYの「PIECES OF A DREAM」(岡本、チャンへ)、コーナーラストは、宝塚宙組ショーの名曲「ミレニアムチャレンジャー!」を、全員で歌い上げ配信の熱を一気に上げる。

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続くトークコーナーでは、澄輝と伶美のコンビによる配信チャットコメント紹介。チャット欄を埋める観客のコメントの数々にキャスト一同も感激。

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今回もテーマはいつも通り“愛しかない世界を目指す”とし、裏テーマも、やはりこれまで同様“自分にしかできないパフォーマンスをする”ことだという。その流れで時節柄も相まり独自の“自分ならではの健康法”を披露したのち、今回VTR出演が叶った、まさに“自分にしか出来ない唯一無二のパフォーマンス”を追求するLA在住のダンサーCahogoldが紹介される。
名古屋出身、渡米後わずか2年でジャネットジャクソン、アッシャー、AIなど名だたるミュージシャンの専属ダンサーを務めるCahogold。配信という形だからこそ叶った、海外在住のアーティストVTR出演。

“自分にしかできないパフォーマンスコーナーのはじめは、チャンへが韓国語中島美嘉の「雪の華」を熱唱。情感を込めた確かな歌唱力と、韓国語の美しさが胸を打つ珠玉の一曲に。

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続いて、「Feeling Good」。宝塚歌劇のショーで使用されることも多いこの名曲を、スーパーシンガーMARUさすがの歌唱力で歌い始めると、元男役の十輝と元娘役の伶美が、デュエットダンスを披露。退団後もなお衰えない美しさと色気で、画面はさながらジャズクラブの一角のような様相に。二人が去った後のMARUによるラストの歌い上げは圧巻のひとことで、画面越しに息を呑む。

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続いていよいよCahogoldが登場。
今回の作品に使用された楽曲は、AI「僕らを待つ場所」。曲にこめた思いを語った本人のメッセージVTRに引き続き、本編が流れる。“独自のスタイルを追求し続けている”、まさにその通りの唯一無二のCahogoldダンスの世界は、今回のためにLAで撮影され、日本の映像クリエイターにより作品化された。いつも多彩なエンターテイナーを迎えるLRMの初配信は、初の海外からのVTR出演も実現された形だ。

Cahogold 映像作品より

Cahogold 映像作品より

ここで、いよいよスペシャルゲスト島田歌穂が登場する。楽曲は、ジャズの名曲「Spain」。シャンパンゴールドドレスに圧倒的な存在感で、映像の雰囲気を一変させる。
LRMといえば、バンマスでピアノの伊藤辰哉、バイオリン向江陽子、ベース内田大輔、ドラム坂入康仁の4人からなるバンド“愛の音楽隊”も大きな魅力のひとつ。サポートに留まらずにLRMの音楽の根幹を創り上げる彼らと島田が繰り広げる、スピーディーで技巧が光るジャズの名曲は、聞き応えも見応えも抜群。画面の向こうの観客はもちろん、レギュラー出演者たちを圧倒した。

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島田歌穂を囲んでの楽しいトークコーナーの後は、各キャストがソロ歌を披露。

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澄輝さやとの、繊細で情感たっぷりの「So Close」。伶美うららとの幻想的なデュエットダンスは、まさに“美の競演”のひとこと。

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岡本悠紀による、ノートルダムの鐘より「僕の願い」。最近は2.5次元ミュージカルでも活躍する岡本だが、正統派ミュージカルソングさすがの歌唱力で歌い上げた。

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MARUチャンへによる「Beauty And The Beast」は、アリアナ・グランデとジョンレジェンドバージョン。お馴染みの楽曲も、実力派のふたりでしか聴けない聞き応え満点の一曲に。

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十輝によるシャンソン「愛の幕切れ」。男役とはうって変わったワンショルダーのブラックドレスが長身に映え、低音ボイスドラマチックシャンソンで新たな一面を見せた。

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悠未は、スカーレット・ピンパーネルよりヒロインのソロ「あなたを見つめると」を披露。女性の揺れる心情を、細やかに、ゆたかに歌い上げた。

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元男役3人が、ブラックドレスに身を包みスカーレット・ピンパーネルの「ひとかけらの勇気」を披露。ファンには忘れられない一曲に。

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ソロ歌の最後を飾るのはもちろん、島田歌穂「On My Own」。日本初演のエポニーヌを務め、2001年までの出演回数は1000回を超えるという、日本のレ・ミゼラブルを語るのに欠かせない一曲は、画面の向こうの観客にも様々な感情を呼び起こしたに違いない。

ラストMARUリードヴォーカルに島田も加わり全員でThis Is Meを歌い上げ、照明効果も最高潮に達し、映像からも溢れんばかりのエネルギーで幕となった。

アンコールは、公演タイトルでもあり、J-POPのあの名曲。

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テレビの構成作家出身でもある演出・岡本寛子のキャリアが生かされ、ただのLIVE配信とは一味も二味も違った、画面越しでも飽きさせない配信のための演出が散りばめられた見応えたっぷりの全19曲1時間45分!

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アンコール配信では本編のほか、出演者、バンドメンバーによるコメントや座談会といった、なんと1時間の特典映像付き。配信公演の裏側と、キャストの素顔がたっぷり楽しめる楽しい特典映像も、どうぞお楽しみに!とのこと。

多彩なエンターテイナーを巻き込みながら愛に溢れた独自の空間をハイテンションで作り続ける“リビングルームミュージカル ”、これからも目が離せない!

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取材・文=満月うた子

なお、キャストバンドメンバーによる感想コメントや座談会といった特典映像つきのアーカイブ配信が、11月3日(火)より行われる。