フリージャーナリストの岩上安身氏

フリージャーナリストの岩上安身氏

ニコニコニュース(オリジナル)

 フリージャーナリストの岩上安身氏は2011年7月2日、「勝間和代#デキビジ」に出演。その収録の模様がニコニコ生放送で中継された。岩上氏は、年齢によって情報の格差が広がっているという意見について「一番情報リテラシーが低いのは働き盛りの男だ」と語った。

 岩上氏が立ち上げた株式会社インデペンデントウェブジャーナル(IWJ)は東日本大震災以降、東京電力記者会見中継などをインターネットで行っている。また岩上氏はツイッターを駆使して積極的に発言を行い、フォロワー数は震災後1ヶ月で、4万2千人から約9万人に増加したという。さらには、岩上氏の活動を支援するサポーターまで現れている。その理由について、岩上氏は「とにかく一次情報を知りたい、自分の目と自分の頭で判断したいという方々がたくさんいたから」だと言う。

 この中で、経済評論家勝間和代氏が「20代、30代、40代、50代が自分の時間を何に使っているかというのは全部統計データがある。テレビインターネットがきれいに年代を追うごとに代替していく」とし「今の50代、60代の方たちに、『じゃあインターネットで情報を取って、自分で頭でモノを考えてください』と言っても難しいのでないか」と質問。すると岩上氏は、「僕のサポーターの人たちはずっと年配の人が多い。ビックリするくらい、年上の人たちのITリテラシーが高い人は多い」とした上で、

「一番ITリテラシーが低いと僕が感じるのは働き盛りの男」

と語った。これを受けて勝間氏が「60代になると時間に余裕ができるからか」と問いかけると、岩上氏は、

「50代も後半になってきて、そろそろ第一線の人、第一線じゃない人が分離する。(第一線じゃない人は)余裕が出てくる。一生懸命やり出す。そうするともともと知力があるから、自分が毎日満員電車で読んできた新聞、それが正しくもなかったんだということに気が付く。時間の余裕というか学習の余裕が出てくる。ところが働き盛りの男は一番モノを知らない。それは、仕事でいっぱいいっぱいで、新聞をチョロチョロっと読んで、それを真に受けている。一番リテラシーが低い」

と持論を展開。また岩上氏は、自身のサポーターを例に挙げながら

「女性、年配の方。あるいは若い人でもまだハードな仕事に組み込まれてない人、つまりは非正規労働者だったりだとかニートであったりだとか。こういうような人が実は、社会を変えていくとしたら――。今まで社会の周辺扱いされているような人、こういう人ほど実は情報を持っているので、情報強者だ」

と語った。これを聞いていた勝間氏が「今の働き盛りで、昔は社会の中央だと言われた人たちほど情報弱者なんですね」と返すと、さらに岩上氏は「完全に情弱です」と応えていた。

(山下真史)

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http://live.nicovideo.jp/watch/lv54714380?po=news&ref=news#55:20

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