※本資料は、オックスフォード・イムノテック社(本社:英国・オックスフォード、米国・マールボロ)が2020年10月22日に発表しましたプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。原文リリースは、下記のURLからご参照ください。
http://investor.oxfordimmunotec.com/press-releases

オックスフォード、英国・マールボロ、米国 2020年10月22日)診断薬会社として成長著しいオックスフォード・イムノテック社 (Nasdaq:OXFD) (以下、「当社」)は、英国でのワクチン使用の適合性を評価するために英国政府が設立した団体、英国Vaccines TaskforceへT細胞検査を提供することが決定したことを発表しました。当社は、競合プロセスでT細胞測定の専門知識とT-SPOTテクノロジーを提供する独特の能力により選ばれました。T-SPOT技術は、世界的に承認・認可を取得して販売している唯一のELISPOTプラットフォームであり、現在、結核の原因となる呼吸器病原体に反応して作られるT細胞を同定するために臨床現場で使用されています。この契約には、当社の新しいT-SPOT Discovery SARS-CoV-2テストキットを用いたSARS-CoV-2タンパク質特異的T細胞応答の強さの測定が含まれ、クリニカルグレード、一貫性および再現性のある製品を提供する能力が認められました。

T細胞は、SARS-CoV-2感染および免疫における役割についてますます認識されるようになってきており、あらゆるT細胞応答の有無および強さを測定することにより、血清学的検査で得られる補助的な情報を与えることができます。したがって、英国Vaccines Taskforceは、COVID-19ワクチン試験におけるT細胞解析を含めています。

英国Vaccines TaskforceのKate Bingham議長は、「英国Vaccines Taskforceは、COVID-19ワクチンの免疫原性を評価するためにVaccines Taskforce T細胞試験の実施を担当する経験豊富なチームであるOxford Immunotec社と提携することを喜ばしく思っています。様々なワクチンを直接評価できることが重要であり、T細胞応答は、我々が相互比較のために採用している認定試験のポートフォリオの一部です。」と述べた。

T-SPOTテクノロジーにより、様々な研究所からの新鮮な血液サンプルの集中化、およびT細胞応答の標準化された測定が可能になります。これらの特性は、後期の大規模ワクチン試験において不可欠であり、縦断的研究および試験間の比較を容易にします。

英国Alok Sharma事務局長は、「T細胞検査は新型コロナウイルスとの闘いにおいて極めて重要であり、ヒトの免疫応答に対する理解を深めることにより、試験を受けているワクチン候補の有効性を評価するのに役立ちます。今日、我々はOxford Immunotec社と提携し、ワクチン試験に必要なこの重要な検査を提供できるように最大300万ポンドの投資を提供しており、最も有望な候補の開発と規制当局の承認をサポートできるようにしています。」と述べた。

当社CEOのPeter Wrighton-Smith氏は、「T細胞測定ツールの提供に関する当社の専門知識と実績が英国Vaccines Taskforceに認められたことに大変喜ばしく思います。」と述べ、さらに「英国政府のワクチン接種への取り組みを支援し、SARS-CoV-2に対する免疫応答においてT細胞が果たす役割の継続的な発見を支援できることを嬉しく思います。」と述べた。

注:T-SPOT Discovery SARS-CoV-2テストキットは研究用試薬です。臨床用の診断検査としては使用できません。

すべての製品がすべての地域で販売されているわけではありませんので、販売されているかどうかお問い合わせください。
詳細については、http://go.oxfordimmunotec.com/t-spot_discovery_SARS_CoV-2

ックスフォード・イムノテックについて
Oxford Immunotec Global PLCは、オックスフォード大学にて開発された革新的なT細胞測定技術「T-SPOT」をもとに様々な疾患に対する体外診断用医薬品の開発・製造・販売を行っています。製品として、活動性結核、潜在性結核の診断を行う血液検査キット「T-スポット(R).TB」を製造・販売しています。米国FDAにおける承認、ヨーロッパにおけるCEマークによる販売を含め、50を超える国・地域で承認・認可を取得し、販売しています。
本社はイギリスオックスフォード近郊およびマサチューセッツマールボロにあります。
追加情報はwww.oxfordimmunotec.comをご参照ください。

T-SPOT Discovery SARS-CoV-2について
当社は、結核診断の分野にT-SPOTテクノロジーの導入以来、15年以上にわたりT細胞測定の専門的ノウハウを開発および強化してきました。私たちはELISPOTテクノロジーを採用し、T細胞の免疫応答の測定、パフォーマンスの向上、結果の標準化、ワークフローを合理化するために現在世界中で使用されている独自のT-SPOTテクノロジープラットフォームに発展させました。この高いパフォーマンスは、厳格な品質マネジメントシステムのもとで、定期的に監査を受ける製造施設によって保証されています。T-SPOTテクノロジープラットフォームを用いた体外診断薬(IVD)であるT-SPOT.TB検査は、米国、EU、日本、中国を含む50カ国以上の臨床現場で使用されています。

研究用試薬T-SPOT. Discovery SARS-CoV-2は、SARS-CoV-2特異的T細胞を検出し見分けるために、T-SPOTテクノロジーを使用しています。テストに用いられる最適化された抗原混合物は、SARS-CoV-2構造タンパク質に基づいており、他のコロナウイルスと高い相同性を示す配列が除去されています。これにより、交差反応性を最小限に抑えながら、免疫応答を最大限に測定することができると考えられています。当社のウェル当たりの単一抗原アプローチは、異なるSARS-CoV-2抗原に対する免疫応答についての特異的な情報も同時に収集することができます。

T-SPOTテクノロジーは、前処理試薬T-Cell Select試薬を使用して、自動化することができ、この自動化ソリューションは、低、中、高のスループット設定に採用されています。

英国 Vaccines Taskforceについて
英国Vaccines Task Forceは、英国の最高科学顧問Sir Patrick Vallance氏と副最高医療責任者Jonathan van Tam教授が率いる、英国におけるCOVID-19ワクチン接種の迅速かつ安全な実施を確実にするための委託を受けています。Kate Bingham氏が議長を務めるこのプログラムは、大手製薬会社と学界の両方の取り組みを1つにまとめたものです。英国Vaccines Taskforceは、ワクチン開発を推進するだけでなく、規制を見直し、製造の迅速なスケールアップを促進します。これにより、ワクチンが利用可能になった際に、ワクチンを迅速かつ安全に大量生産できるようにし、英国の住民を保護し、英国経済の完全な再開への道をスムーズにします。これらの目標を達成するために、多くの大手製薬会社が英国Vaccines Task Forceに協力しています。Astra Zeneca社、BioNTech社、Pfizer社、GlaxoSmithKline社、Sanofi Pasteur社のほか、Oxford UniversityやImperial College Londonなどの学術機関が参画しています。

T-SPOT、Oxford Immunotecロゴ、T-Cell SelectおよびT-SPOT Discoveryは、Oxford Immunotec Limitedの商標です。

将来予測に関する注意事項

本プレスリリースに記載されている内容は、1995年米国私募証券訴訟改革法に基づくものを含む、適用される米国および英国の法律および規則の意味における将来の見通しに関する記述です。COVID-19パンデミックのマネジメントを支援する能力を含むT-SPOT Discoveryテストキットに関する見解、抗体検査、T細胞、抗体、再感染に関する内容およびCOVID-19に関連するその他の事項、ならびにT-SPOT技術に関するテストおよび見解を含む、歴史的事実または現在の事実を記載しない記述は、すべて将来の見通しに関する記述です。
将来に関する記述は、当社の経営陣が現在予想している将来の事象に基づいており、実際の結果が、当該将来に関する記述に記載または暗示されているものと大きく異なる可能性のある多くのリスクや不確実性を含んでいます。これらのリスクおよび不確実性には、T-SPOT DiscoveryテストキットがCOVID-19と戦ううえで成功するか否かまたは時宜を得たツールではない可能性、T-SPOT Discoveryテストキットの研究データがその臨床使用を支持する結果を生み出さないリスク、当社が第三者と提携して臨床的に検査機器を利用可能にする可能性、および、たとえ最終的に市販されたとしても、テストキットがCOVID-19のテストまたは対抗に有効ではない可能性が含まれます。また、これらのリスクと不確実性は、オックスフォード・イムノテックが米国証券取引委員会(以下「委員会」という)に提出した報告書(2019年12月31日に終了した年度の当社の様式10-Kの年次報告書および2020年3月31日に終了した四半期の様式10-Qの四半期報告書を含む)に記載されており、その他の報告書(様式10-Qの四半期報告書または様式8-Kの時事報告書を含む)に記載されています。オックスフォード・イムノテックの当該委員会への提出書類は、当該委員会のウェブサイト(www.oxfordimmunotec.com)または当該委員会のウェブサイト(www.sec.gov)の投資家向けサイトでご覧いただけます。
投資家は、これらのリスクと不確実性を慎重に考慮してください。本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束するものではありません。本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在においてのみ使用されているものであり、投資家の皆様は、本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述に過度に依存しないでください。オックスフォード・イムノテックは、適用法令に義務付けられている場合を除き、新しい情報、将来の出来事またはその他の結果としての将来の見通しに関する記述を作成した後に、それらを更新または修正することを約束するものではありません。

配信元企業:オックスフォード・イムノテック株式会社

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