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『2020ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)ノミネート30語が11月5日に発表された。お笑い関係から「時を戻そう(ぺこぱ)」、「フワちゃん」、「まぁねぇ~(ぼる塾)」が選ばれるなか、Twitter上には「流行語候補にぼる塾入ってんの嬉しい」という声がある一方で「ぼる塾って誰?」と首をかしげるような反応もあった。そんなぼる塾の田辺智加には「まぁねぇ~」に込めた願いがあるという。

YouTuber芸人のフワちゃんはテレビで目にしない日がないほどの人気ぶりで、芸名がそのままノミネートされるのだから説明の必要はないだろう。またお笑いコンビ・ぺこぱの松陰寺太勇がネタで使うキメ台詞「時を戻そう」は子どもからも人気があり、知名度は高い。そんななか「まぁねぇ~(ぼる塾)」については「ぼる塾って人全然知らん、ネタも見たことないからどこで使うのその言葉…ってなってる」などの声が見受けられた。

ぼる塾は、きりやはるか、あんり田辺智加、酒寄希望からなる女性お笑いカルテットだが、現在は酒寄が産休中のためメディアには3人で出演している。折しもぼる塾が11月4日放送の『ホンマでっか!?TV 第7世代は悩んでいる!集団人生相談SP』(フジテレビ系)に出演しており、あんりによると田辺智加はバラエティのトークをどうしたらよいかさえ産休中の酒寄に相談するという。

年下のあんりから自分で考えずに産休中の酒寄にまで頼ろうとする姿勢を「田辺さんはロボットなんですよ!」と突っ込まれて、「まぁねぇ~」と言いつつロングヘアーをかきあげる田辺。さらにMCの明石家さんまから「お前、ロボットなの?」といじられても「まぁねぇ~」と髪をかきあげた。そんな風に「まぁねぇ~」は相手の言葉を受け流すように使って笑いを誘うネタである。

その田辺智加がこのたび『流行語大賞』にノミネートされると、以前9月12日にTwitterでつぶやいた「私なんてーって言葉を撲滅したい。褒められたら世の女性全てがまぁねーって返せるようになったらいいなー」という言葉を改めてリツイートして「日本中にこれ伝えたい!!」と願っていた。「まぁねぇ~」にはそんな思いが込められていたようだ。

4日の『ホンマでっか!?TV』で共演した3時のヒロイン・福田麻貴は、ぼる塾の魅力を「あんりのワード力」、「田辺さんのハッピーなポジティブ力」、「はるちゃんのお笑いに執着していないスタンス」と的確に分析して周囲を感心させたが、田辺のキャラクターをうまく表現しているのではないだろうか。

亀梨和也(KAT-TUN)の大ファンである田辺智加は、それをバラエティ番組で公言したところ亀梨本人のビデオメッセージが届いたりした。そして10月8日、15日放送の『KAT-TUNの世界一タメになる旅!+SP』(TBS系)で「亀梨とぼる塾 田辺の出会い旅 第2弾」が企画されるなど夢が実現している。

また『名探偵コナン』が大好きで、アニメ映画『劇場版「名探偵コナン 紺青の拳」』(2019年4月公開)の舞台となったシンガポールに渡って聖地巡りをしたり、『名探偵コナン』の人気キャラクター「怪盗キッド」をデザインした紅茶店のマグカップを購入するほどハマっている。こちらもコナン愛が認められて6月17日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)の企画「名探偵コナンを愛しすぎる女」にゲスト出演した。

田辺智加の「ハッピーなポジティブ力」がそのようなラッキーを呼び込んでいるとしたら、『2020ユーキャン新語・流行語大賞』に「まぁねぇ~(ぼる塾)」がノミネートされたことで、田辺が願うように「私なんてー」という言葉を使う人が減ってくるかもしれない。

画像は『ぼる塾 きりやはるか 2020年10月5日付Instagram「いい女だろう?」、2020年10月26日付Instagram「すーき。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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