KAT-TUN亀梨和也11月6日、東京・PARCO劇場で開催された舞台「迷子の時間-語る室2020-」取材会&公開ゲネプロに、貫地谷しほり、浅利陽介、松岡広大、古屋隆太、生越千晴、忍成修吾、作・演出の前川知大と共に登壇した。

【写真を見る】取材会でも仲むつまじいやりとりを繰り広げる

前川が2015年に自身が主宰する劇団イキウメで上演された「語る室」をベースに、「抜け穴の会議室 ~Room No.002~」以来10年ぶりとなるPARCO劇場のオープニングシリーズにふさわしい2020年版として新たに展開する一作。

深遠さを増した独自のSF的な世界観から今を生きる意味を問い掛けてくる、前川ワールドの真骨頂といえる作品を、2015年の蜷川幸雄演出の音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」以来、5年ぶりの舞台出演となる亀梨とのタッグで届ける。

主演を務める亀梨は「PARCO劇場、前川さんと初めてのことだらけですし、浅利くん以外は皆さん、はじめましてでしたが、ステキな時間を過ごさせていただきました」と言い、「こういった状況の中でステージに立たせていただけることを感謝しつつ、来てくださる方々にいい時間を過ごしていただけるように尽くしたいです」と気合十分。

舞台は5年ぶりとなるが、苦労していることを聞かれると「苦労というよりは、挑戦であり、発見であり。本当にたくさんの気付きを与えてもらっています」と言うも、「おうちに帰ってからの『大丈夫かな』とか、台本を見て、こうした方がいいかなと…」と不安を感じさせる言葉がこぼれると、浅利から「やめてよ! 明日(の初日)睡眠不足で来るなよ」とけん制され、爆笑。

また、貫地谷からも「明日から本番ですが、1週間前からドキドキしてた」と暴露され、亀梨は「苦労しているのは、家で気持ちを落ち着かせる作業だけですかね」と苦笑い。

家で気持ちを落ち着かせるためにしていることを聞かれると「お風呂に入ってゆっくりしたり、新喜劇の映像を見たり。お笑い芸人さんたちが出てる番組を見て楽しませてもらってます」と明かすも、「すぐ戻っちゃうんですよね」と吐露していた。

今回、稽古の冒頭1時間ほどは、いすとりゲームやジェスチャーゲームなど“シアターゲーム”をして始まっていたという。亀梨は「その日によっていろいろしていたのですが、コミュニケーションをとったり、声を出したり、体を動かしたりして。あの時間が非常に良かったですね」と回顧。

また、ゲームの中で見つけた亀梨の意外な部分を共演者が明かす一幕も。

浅利から「しゃべり始めると、彼はほんと止まらなくなりますよ」と言われると、亀梨は大爆笑しながら「ワードウルフというゲームで、先陣切っていくんですけど、がんと食い込まれると、キュンって子犬感が出るんです」と質問されると弱いことを告白した。

さらに、劇中でバーベキューが出てくることから、稽古ではみんなでバーベキューに行ったエピソードも。貫地谷は「前日にみんなで何を持ち寄るかをいっせーのせいで話したら、なんとお肉がなかったんです。ないねって言ってたら、(亀梨が)『次の日朝から行ってきました』と肉を大量に持ってきてくれました」と打ち明け、浅利も亀梨が木の箱に入ったはまぐりを持ってきてくれたエピソードを披露。

記者から「かなりの出費だったのでは?」と聞かれると、亀梨は「座長としてね。みんなにお願いしますという気持ちを込めて。いい時間になればという思いでした」と照れ笑いしながら打ち明けていた。

舞台「迷子の時間-語る室2020-」は、11月7日(土)から29日(日)まで東京・PARCO劇場、12月8日(火)~12月13日(日)大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。

◆取材・文・撮影=TAKAMI

KAT-TUN・亀梨和也が、舞台「迷子の時間-語る室2020-」取材会に登場した