チェルシーのフランク・ランパード監督が、シェフィールド・ユナイテッド戦を「完璧な試合だった」と振り返っている。クラブ公式サイトがコメントを伝えた。

7日に行われたプレミアリーグ第8節でブレイズことシェフィールド・ユナイテッドと対戦したチェルシー。公式戦5試合連続でクリーンシート継続中だったが、開始9分にCKから失点してしまう。

しかし23分にFWタミー・エイブラハムのゴールで反撃の狼煙を上げると、34分にDFベン・チルウェルが逆転弾。77分にはDFチアゴ・シウバの移籍後初ゴールが生まれ、80分のFWティモ・ヴェルナーのリーグ戦4ゴール目で勝負あり。

試合後、1点ビハインドからの大量4得点に加え、8割近いポゼッションを記録したチームを「今シーズンで最高のパフォーマンスだった」と指揮官は絶賛。一方で冷静な姿勢も見せている。

シェフィールド・ユナイテッドは本当に手強いチームで、この試合でも凄まじい勢いを見せた。特に序盤戦はね。我々は上手く対処することができず、失点ももちろん残念だったよ。だが、重要なのはその後のリアクションだ。今日のそれは全くもって正しいものだった」

「我々は良い位置にいる。だが、近年のマンチェスター・シティリバプールのレベルに達するには、今日のような試合を繰り返さなければならない。それは埋めなければならないギャップだ」

「これで大きく飛躍できるとは思っていないが、とはいえ今回見えた良い兆しにはとても満足しているよ」

ランパード監督はまた、出色の活躍を披露したMFハキム・ツィエクにも言及。先発出場した同選手は、正確なロングフィードでエイブラハムの同点ゴールの起点となると、さらにチルウェルとチアゴ・シウバのゴールをアシストリーグ戦では直近2試合で1ゴール3アシストの活躍で、日に日に存在感を強めている。

「彼はトップクラスのプレイヤーだ。そのような選手とプレーすれば、彼らはその個性とクオリティを遺憾無く示してくれる。彼はオランダリーグ終了から長い間プレーしておらず、それにケガもしていた。だから彼らしい形で試合に入れたのは我々にとって大きなプラスだった」

「彼のおかげで、我々はよりエッジの効いた攻撃をすることができたし、さらなる脅威を与えてくれた。右サイドから左足を使った攻撃スタイルは我々にはなかったものだ。彼はラストパスやクロスでアシストしたり、低い守備ブロックを崩す能力を持った選手だ。今日それを目の当たりにしたね。彼はラストパスを失敗しようと、それにトライすることを恐れていない。ゲームをひっくり返すようなパスを供給し続けたいと思っているからだ」

「彼からはボールを要求し、重要な選手になろうとする自信がひしひしと伝わってくる。また、素晴らしい労働倫理を持つ完璧な選手だ。すでに大きな戦力となっているが、私はもっと多くを期待しているよ」

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