ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦/およびグループ各社)が展開する、主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研は、『自由時間』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いました。その調査結果をお子さんがいる女性に限定して再集計し、コロナ禍前後での違いを比較分析しましたので以下にご報告します。(有効回答数:670件)
■調査結果概要


1.子どもがいる女性の自由時間帯1位は、コロナ禍前後ともに「22時~深夜0時」


2.年代別比較:30代以下・40代・50代以上


3.フリーコメントより

◇コロナ禍後「自由な時間はなし」と回答した子どもがいる女性のフリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・自分の為だけに自由に使える時間が激減してストレスが溜まっています。夫が退職したら再び同じ状況になるので、お互いにストレスを感じずにそれぞれの時間の持ち方を考える必要があります。良い解決策を見つけたいと思います(50代:パート/アルバイト
・育休中に資格取得を考えていたので、勉強したい反面、子供との時間は今しかないのでそちらを優先もしたい。結果、家事がかなり手抜きになりました(30代:正社員
ストレス解消のため外に出る時間を作りたいが、 まだまだ油断できないので、結局自由時間のない自宅で家事優先で過ごすことになりそうなのが、苦痛(40代:契約社員
・占有される部屋が多く片付けすら出来ない。疲れても横になる場所がない(50代:パート/アルバイト
・自由時間はとても大事だと思いました(30代:パート/アルバイト
・自分の時間や睡眠時間が欲しい(50代:今は働いていない)
・仕事を掛け持ちしているが、家事の量は減らない。減らないどころか増えている。配偶者は私を捕まえては数時間怒鳴る。睡眠時間は3時間。安全に眠りたい(50代:契約社員
・母子家庭なので自分の時間は持てなくても良い。医療機関勤務で仕事で疲れて、余裕がないので、、今後子どもたちとの時間を増やしたい。自分の体も労われる職場に転職したい(40代:正社員
・普段からなかなか思うように時間が作れない。仕事と子育てのため(40代:パート/アルバイト
・元々育児をしながら働いていたので、夫が育児を代わってくれる週1回の夜しか自由な時間がありませんでした。今は育休中なので、基本的に自由な時間は全くありません。本当は趣味のスポーツや、試験の勉強に時間を取りたいと思っていますがコロナ禍では諦めています(40代:正社員


■しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
 仕事と家庭の両立を希望する働く主婦層に、コロナ禍前と後とに分けてそれぞれ「1日のなかで自由になれる時間帯はいつでしたか?就寝時間以外で当てはまるだけお答えください」と質問して得た回答をクロス集計し、お子さんがいる人だけを抽出して再分析しました。コロナ禍前と後とで、共に最も多くの人が選択したのは「22時~深夜0時」という時間帯です。家のことが一通り落ち着いて、お子さんも就寝した後にようやく自由時間が訪れるという人が多いようです。コロナ禍前後の比較では、殆どの時間帯でコロナ禍後の方が、自由になれる時間帯として選択されている比率が高くなっています。22時~深夜0時を選択する人の比率が若干下がっていますが、コロナ禍後は飲み会自粛などの影響で夫が早く帰宅したり、在宅勤務しているケースが増えていることが関係しているのかもしれません。

 一方で気になるのは、「自由な時間はなし」と回答する人の比率がコロナ禍後に上昇していることです。自由時間として選択している人が各時間帯で増えている反面、自由時間がなくなっている人も増えていることになり、二極化が進んでいるように見えます。さらに年代別で比較してみると30代以下の層は、コロナ禍後に「自由な時間はなし」と回答している人の比率が他年代よりも高く、2割を超えています。30代以下の場合、他年代よりもお子さんの年齢が低いケースが多く、子育てに手間がかかることが要因の一つとなっている可能性が考えられます。

 殆どの時間帯でコロナ禍後に自由時間が増えている理由としては、外出予定がキャンセルになるなどプライベート面での環境変化も考えられますが、コロナ禍で仕事を失ってしまったり、仕事は継続しているもののシフトや勤務時間が減少した結果、望まない形で自由時間ができてしまったケースなども考えられます。自由時間が増えたとしても望ましくない場合もあり、また自由時間がなくなってしまった人も増えていることなどから、コロナ禍で生じた時間配分のひずみが新たなストレス要因となっているご家庭もあるのではないかと考えます。



<しゅふJOB総研について>

「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、 もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志のもと2011年につくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研公式ツイッター⇒https://twitter.com/shufujobsoken
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ


<ビースタイルグループとは?>

best basic style~時代に合わせた価値を創造する~を共通の基本理念に掲げ、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、主婦の雇用をのべ16万人以上創出してきた『しゅふJOB』や時短×ハイキャリアを実現する『スマートキャリア』、すきま時間で働く『ご近所ワーク』など人材サービス事業を主軸に、RPA導入支援や民泊清掃、スーパーフード“モリンガ”のプロデュースなど事業領域を広げながら、グループ共通のバリュー「四方善」を実践して参ります。

配信元企業:株式会社ビースタイル ホールディングス

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