Blackmagic Designは、新製品「Fairlight Desktop Console」を 2020年12月に発売する。希望小売価格はUS$3,495(国内:税別397,800円)。

Fairlight Desktop Consoleは、フル機能のオーディオミキシング・コントロールサーフェス。複数のトラックを同時にミックスでき、多数のパラメーターおよびプラグイン設定を自動化できる。また、チャンネル機能のコントロール、録音、モニタリング、プロジェクトのナビゲーションにも対応。初めてコンソールを使用するユーザーや、小さめのスタジオ、CM、オンラインコンテンツ、インディーズ作品の制作などに最適だとしている。

使い慣れたミキサーのデザインに、12個のモーターフェーダーおよび高精度のコントロールノブを搭載しており、発光ボタンではチャンネルの状態をすばやく確認可能。ノブとボタンを使用すると、チャンネルのパラメーター、EQ、ダイナミクス、プラグインなどを操作できる。内蔵のHDMI出力でディスプレイに接続すれば、大型のコンソールと同様に、インタラクティブなグラフィックのフィードバックが得られるという。

Fairlight Desktop Consoleは、フルサイズのモジュラー式のスタジオコンソールと同じ高品質のフェーダーを搭載。フェーダーは、スムーズで程よい抵抗感なので繊細な調整が可能。精密に設計されたエンコーダーノブは、長期にわたって静かな操作が可能だという。

コンソールボタンは100万回のプッシュ操作テストに合格している。各LCDはチャンネルごとのトラック情報を表示。高品質のサーチダイヤルは極めて応答性が高く、マウスよりはるかに高速な作業が可能。フロントパネルのバンパーは柔らかな素材で作られているため、長時間でも快適に作業できる。コンソールは、カスタマイズしたデスクに平らに設置でき、電源も内蔵しているため、電源ブリックは不要としている。

Blackmagic DesignのCEO グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

この製品は、非常にエキサイティングです。マウスキーボードを使用するより、はるかに優れた方法で作業が行える高品質のオーディオコントロールサーフェスでありながら、過去においてFairlightハードウェアの入門機であったフルの2ベイ・スタジオコンソールより低価格です。

加えて、大型のFairlightスタジオコンソールと同じ高品質のフライングフェーダーを搭載しているので、他社の低価格コンソールより品質が高いのが特徴です。Fairlight Desktop Consoleの質の高さを証明するのがHDMIビデオ出力です。つまり、HDテレビに接続するだけで、Fairlightスタジオコンソールと同じオーディオチャンネルステータスとパワフルなメーターを使用できます!

ブラックマジックデザイン、可搬性に優れたオーディオコントロールサーフェス「Fairlight Desktop Console」を発表