明治安田生命J2リーグ第33節の11試合が11日に各地で行われた。

鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムでは、首位・徳島ヴォルティスと8位・栃木SCが対戦。低い位置からビルドアップしていく徳島に対して、栃木が前線からひっかけに掛かる。5分にジエゴのロングスローからチャンスを作った徳島だが、序盤から栃木のハイプレスに苦しみ自陣で奪われる場面が散見される。ボール支配率を譲るもリズムを掴む栃木は、18分にFKから徳島ゴールを脅かす。敵陣右サイドから明本がクロスを入れると、ゴール前で混戦に。その中で溝渕がシュートを放ったが、GK上福元に処理された。

時間が流れるにつれて徐々に栃木のプレスに慣れてきた徳島は後半立ち上がりにネットを揺らす。53分、西谷の横パスをボックス左手前で受けた渡井がドリブルで縦に仕掛けてクロスを入れる。これが相手DFのオウンゴールを誘って先制に成功した。

ハインドを負った栃木は63分に決定機を迎える。左CKがニアに上がり、田代が頭で逸らして狙うもGK上福元の好守に阻まれる。67分にも西谷のクロスに走り込んだ明本が合わせにいったが、ゴールは生み出せず。

首位らしい試合運びを披露する徳島は75分に投入されたばかりの垣田が追加点。敵陣右サイド深くから岸本の高精度クロスに走り込みヘディングシュートで押し込んだ。ダメ押し弾を狙う徳島は83分に西谷がボックス左から中へ切り込み強烈なシュートもクロスバー直撃。それでも、4試合連続無失点の栃木から2ゴールを奪い、今季初の4連勝を達成した。

3位のV・ファーレン長崎はホームで11位のファジアーノ岡山と激突。長崎は16分に華麗なパスワークから最後にボックス内で氣田がネットへ突き刺して幸先よく先制する。さらに38分にも氣田。相手のパスをカットすると、ボックス左からディフェンスの股下を通して2点目を挙げる。波に乗る長崎は後半立ち上がりにも、カイオ・セザールのパスを受けた富樫が押し込む。その後も79分にエジガル・ジュニオ、85分にビクトル・イバルボが得点を重ね、結局、5-0で長崎が大勝し、4連勝とした。

2位のアビスパ福岡は18位のFC琉球に3-1で勝利。上位チームは軒並み白星を挙げて勝ち点3を積み上げた。

明治安田生命J2リーグ第33節

▽11/11(水)
モンテディオ山形 2-1 大宮アルディージャ
FC町田ゼルビア 1-0 レノファ山口FC
ヴァンフォーレ甲府 2-0 水戸ホーリーホック
松本山雅FC 2-3 ジェフユナイテッド千葉
ツエーゲン金沢 1-0 ザスパクサツ群馬
京都サンガF.C. 1-2 東京ヴェルディ
徳島ヴォルティス 2-0 栃木SC
アビスパ福岡 3-1 FC琉球
ギラヴァンツ北九州 3-1 愛媛FC
V・ファーレン長崎 5-0 ファジアーノ岡山
ジュビロ磐田 1-1 アルビレックス新潟