声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーハードキャッスル エリザベスパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。11月9日(月)放送のコーナーリポビタンD TREND NET」は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんに「アメリカ大統領選」について伺いました。

※写真はイメージです



11月3日(火:現地時間)に投票がおこなわれたアメリカ大統領選。民主党候補のジョー・バイデン前副大統領が、再選を目指した共和党ドナルド・トランプ大統領を破って勝利を収めることが確実となり、勝利宣言をおこないました。

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青木:こちらネットの反応はいかがでしたか?

米重:当確まで非常に時間がかかりましたので「やっとだ」という声が目立ちます。バイデン氏の当選を歓迎する声が多い一方、「選挙で不正があった」と言うトランプ氏の主張を受けてか、「陰謀論」を唱える声が、かなり目立っています。

菅義偉首相がバイデン氏宛に祝意を示すツイートを送ったのですが、そのツイートにも陰謀論を唱える人たちから抗議のリプライがついている状況です。

青木:今回の選挙は、当選確実が出るまでかなり時間がかかりました。

米重:そうですね。大きな理由の1つは、接戦州での競り合いがかなり激しかったことです。というのも接戦州では、開票率が90%を超えても1ポイントにも満たないところがかなりありましたが、今回の決め手となったのは、ペンシルベニア州の当確が出たことがきっかけとなっています。

もう1つ理由として挙げられることは、今回は郵便投票が非常に多く、開票に手間取ったことだと言われています。今回の期日前投票は全体で1億票を上回っていて、郵便投票はそのうちの3分の2を占めているとのことです。今回の開票作業は、コロナの影響で職員数も減らしていたので、かなり厳しい作業を強いられたと思います。

青木:今回の選挙は日本でも非常に注目されました。アメリカ大統領選挙の制度について初めて知った方も多かったと思います。かなり複雑で、ややこしい面が多かったですよね?

米重:そうですね。日本のように分かりやすい仕組みではないので、そこが面白いところでもあり、複雑で難しいところでもありますよね。

青木2016年、前回の大統領選は世論調査がまったく当たらなかったと言われています。今回はどうでしたか?

米重:結論から言うと、「当たった」と言って良いと思います。私も度々選挙の調査などを手掛けていますが、今回の調査と開票結果を比べてみると、フロリダ州やオハイオ州などは“調査よりも若干トランプ氏が強かった”ということを除けば、概ね誤差などで説明がつく範囲だと捉えています。

接戦州は事前にきちんと「接戦」と予想ができていましたし、バイデン氏が優勢な州でトランプ氏が勝つような逆転現象は起きませんでしたので、全体的に前回の調査から大きく改善したと言えると思います。

青木:ズバリ、バイデン氏の勝因は?

米重:ひと言で言うと「トランプ政権のコロナ対策の失敗」。あとは「人種問題」。この2つだと思います。今回、経済政策に関してはトランプ氏を支持する人が多かったのですが、トランプ政権はコロナ対策に失敗していて、アメリカだけで1千万人近くの感染者が出ていますので、“有権者が身の危険を感じて政策の転換を求めた”というところが大きいのではないかと思われます。

青木アメリカには「グッド・ルーザーであれ」という言葉があるそうです。負けたときには、潔く負けを認めて相手にエールを送ることで、逆に評価を上げる人もいるそうです。果たしてトランプ大統領がどのような声明を出すのか、徹底抗戦となるのか、潔く負けを認めるのか……注目です。

番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ鈴村健一(月~木曜)、山崎樹範(金曜)、ハードキャッスル エリザベス
番組Webサイトhttps://www.tfm.co.jp/one/
米大統領選・バイデン氏の勝因は「トランプ政権・コロナ対策の失敗」「人種問題」…?