法律関連出版物、各種データベースを提供する第一法規株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:田中 英弥)が、『相続・遺言を巡る法律問題 弁護士が知識と経験で解決した困難事例』を、2020年11月12日に発売しました。


 相続や遺言に関する調停や審判は、非公開で行われる場合が多く、解決への筋道が把握しにくいという側面があります。特に、判決によらずして解決した事例については、判例集などへの掲載や解説書への明示的な記述もほとんどありません。そのため、相続や遺言に関する事案を解決するためには、経験知によって得られた実務上の知識や慣行を熟知することが必須と言えます。

 本書『相続・遺言を巡る法律問題 弁護士が知識と経験で解決した困難事例』では、弁護士が実際に直面した事例を素材として、どのような筋道や手続に従って解決されたのかが解説されており、この分野に精通していない弁護士にとって、前述のような実務上の知識や慣行を補い、適切な対応を進めることができる一冊となっています。


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【本商品の特長】

1、弁護士が実際に解決した37事例を掲載!
相続・遺言に関する実例を素材とした37事例を掲載しています。案件解決のための糸口が見つかる、「参考になる事例」を厳選しています。



2、事例における法律関係が明快に把握できる!

事例を考えるうえで重要な法律関係も、図式で分かりやすく示されています。


3、法的な問題点、解決指針がつかめる!

事例をベースにし、どこが法的問題となり得るのか、それをどのように解決していくべきかが解説されています。案件の法的分析や解決に指針を示す内容となっています。


【目次(抜粋)】
第1章 遺産の範囲
事例1 生前に預金から払い戻された使途不明金の返還が認められた事例
事例4 いわゆる名義預金の遺産性が争われた事例
事例7 遺産である建物及び賃借権が地主との間で争いとなった事例─家賃も地代も同じであるとの錯誤に陥ったことを認め、借地契約の成立を認めた裁判例─
※他、全7事例を掲載。

第2章 特別受益・寄与分
事例8 生前及び死後に払い戻された預金について特別受益が主張された事例
事例9 民法903 条準用を巡る問題─遺言漏れ財産の遺産分割の相続分の算定につき、遺言にかかる遺贈分を民法903条1項による持戻計算をすることが争われた事例─
事例10 療養看護型の寄与分が争われた最近の限界的事例

第3章 遺産分割
事例11 海外居住者で所在不明の相続人との間で遺産分割を成立させた事例
事例13 相続開始後に建物の区分登記及び遺産分割が錯誤により無効とされた裁判例─遺産である建物を区分登記したため、意図していた遺産分割ができなくなった事例─
事例14 相続人160 名の遺産分割につき審判により解決した事例
※他、全4事例を掲載。

第4章 相続の承認・放棄
事例15 相続の方法として限定承認を選択した事例
事例16 相続放棄が錯誤によるものであった事例
事例18 相続放棄が受理されたにもかかわらず相続債務について訴えが提起された事例
※他、全4事例を掲載。

第5章 遺 言
事例20 遺贈又は死因贈与の有無が争われた事例1─遺言書の写しのみあり、その原本がないため、死因贈与を主張した事例─
事例22 遺言のコピーの自筆性が争われた事例─ポスターの裏面に書いた遺言をコピー機で写しをとり、写しに押印した遺言書の有効性が争われた事例─
事例25 遺言執行が困難な事例
※他、全8事例を掲載。

第6章 民事信託の活用
事例32 配偶者居住権と民事(家族)信託の比較
事例34 民事信託 事業承継への活用1.(遺贈や生前贈与との比較)
事例36 ペットのための信託
※他、全11事例を掲載。

事項索引/判例索引

執筆者一覧


【商品概要】
『相続・遺言を巡る法律問題 弁護士が知識と経験で解決した困難事例』
著者:[編著]関戸勉 福澤武文 戸田智彦
定価:3,520円(本体:3,200円)
ページ数:208
版型:A5判

商品紹介ページはこちら
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発売元:第一法規株式会社
https://www.daiichihoki.co.jp

配信元企業:第一法規株式会社

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