バイエルンの元ドイツ代表DFジェローム・ボアテング(32)は、10シーズンを過ごしたクラブを去ることがほぼ決定したようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。

2011年7月にマンチェスター・シティからバイエルンに移籍したJ・ボアテングは、2度の三冠(リーグ戦、国内カップ戦、チャンピオンズリーグ)達成に貢献するなど、クラブに大きな栄光をもたらしてきた。

これまで、2018年夏にはパリ・サンジェルマン(PSG)、2019年夏にはユベントスへ移籍する噂がありながら、バイエルンに残留してきたJ・ボアテング。しかし、『シュポルト・ビルト』によると、クラブは2021年夏で満了となる契約を延長するつもりはないようだ。

J・ボアテングの代理人は1週間前、「ジェロームはここで信じられないほど快適に過ごしており、我々は契約の話し合いをオープンにしている。未来はエキサイティングだ」とコメントしており、契約延長の可能性について言及していたが、状況は一変している。

バイエルン退団がほぼ確実となったJ・ボアテングには、2019年夏に関心を示していたアーセナルが依然として興味を持っているほか、トッテナムジョゼ・モウリーニョ監督も同選手の動向をチェックしているようだ。

J・ボアテング本人も、10月にドイツ『キッカー』のインタビューを受けた際、「新しいことを知るのが好きなんだ。アメリカやアジア、ドイツ以外のヨーロッパなど、別の文化を楽しんでみたい気持ちもある」と語っており、新天地がどこになるかが注目されている。

また、バイエルンはJ・ボアテングだけでなく、契約交渉が難航しているDFダビド・アラバも、このままだと来夏の退団が確実だ。ドイツ最大のクラブは、主力センターバック2人を同時に失うことになるのだろうか。

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