明治安田生命J1リーグ第27節の北海道コンサドーレ札幌vsサガン鳥栖が14日に札幌ドームで行われ、1-1の引き分けに終わった。

直近のFC東京戦で0-1の惜敗を喫した札幌はその試合からスタメン2名変更。負傷のチャナティップと出場停止の荒野が欠場となり、ドウグラス・オリヴェイラとアンデルソン・ロペスを起用した。

一方、5試合無敗の鳥栖は3-0で完勝を収めた前節のベガルタ仙台戦からスタメンを3名入れ替え。原、大畑、豊田を外して、宮、中野、趙東建を配置している。

札幌が序盤から主導権を握った試合は15分までシュートシーンが生まれない静かな序盤に。そのなかで札幌は19分、アンデルソン・ロペスがボックス手前中央でDFエドゥアルドに倒されてFKを獲得。キッカーの福森がゴール左にシュートを飛ばすも、GK朴一圭に防がれた。

25分にアンデルソン・ロペスのパスを受けたルーカスフェルナンデスがフィニッシュまで持ち込んだ札幌は、その4分後にもバイタルエリア右でボールを奪ったアンデルソン・ロペスカーブの掛かった左足シュートを放つも、どちらも枠を捉えることができない。

一方、劣勢な試合展開となっていた鳥栖も31分と35分にチアゴ・アウベスが立て続けにゴールに迫るなど、徐々に盛り返していく。40分には自陣からカウンターを転じると、最後は趙東建のパスを受けた森下がボックス手前中央やや右寄りの位置から強烈なシュートを放ったが、GK菅野の好守に遭った。

ゴールレスで折り返した後半立ち上がりは鳥栖が後方から丁寧にボールを繋いで攻撃の糸口を探していく。53分にDFキム・ミンテのミスを趙東建が奪ってすぐさまシュート。これはGK菅野のファインセーブで防がれてしまう。

それでも、これで得た56分の右CKから鳥栖がスコアを動かす。樋口がアウトスイングのボールを供給すると、ファーサイドでボールを収めたチアゴ・アウベスが左足シュート。一度は相手DFに防がれたものの、こぼれ球を自ら拾って左足シュートを放つと、最後はゴール前の金子にボールが当たってゴールに吸い込まれた。

58分にも鳥栖の小屋松にポスト直撃のシュートを浴びるなど、相手の勢いに押される札幌は60分にジェイと白井を投入。すると63分、ジェイとのワンツーでルーカスフェルナンデスがボックス中央へ。その切り返しがボックス中央のジェイの足元に転がると、左足コントロールショットをゴール左に流し込み、札幌が追い付いて見せる。

その後、互いに選手を交代しながら時間は推移。札幌は84分に白井がボックス中央手前から決定的なシュートを放つも、GK朴一圭のファインセーブに阻まれる。さらに、90分にはジェイの落としを受けた早坂がボックス右から右足シュートを放つも、左ポストに嫌われてしまう。

後半アディショナルタイムは札幌が猛攻を仕掛けるも、逆転するまでには至らず。最終的に1-1の引き分けに終わり、札幌は連敗を阻止。鳥栖は6試合無敗としている。

北海道コンサドーレ札幌 1-1 サガン鳥栖
【札幌】
ジェイ(後18)
【鳥栖】
チアゴ・アウベス(後11)