ダービー・カウンティの元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(35)が暫定的にチームの指揮を執っていくようだ。

チャンピオンシップ(イングランド2部相当)を戦うダービー・カウンティは昨夏からフィリップ・コクー監督(50)に指揮を託したが、今季は11試合を消化した段階で1勝3分け7敗の24チーム中最下位。2連敗中の7戦未勝利が続くなか、14日に解任を決断した。

コクー氏の退任に伴い、アシスタントコーチクリス・ファン・デル・ウィーデン氏やコーチのトワン・スケッパーズ氏も去ったダービー・カウンティは現時点で後任を発表していないが、イギリススカイ・スポーツ』によれば、ルーニーに指揮を託すという。

今年1月から選手兼コーチとして加わり、今季公式戦9試合の出場で1得点を記録するルーニーだが、今後はリアム・ロシニアー氏やシェイ・ギブン氏、ジャスティン・ウォーカー氏といったコーチ陣のサポートを受け、トレーニングやセレクションを含め、指揮に執る模様だ。

ただ、ダービー・カウンティはルーニーに監督という肩書きを与えておらず、今月末までに決着が見込まれるクラブの買収問題が解決するまで正式な監督を擁立しない見通し。ルーニーは21日に敵地で予定する第12節のブリストル・シティ戦が初陣になるようだ。

なお、以前に将来的な監督就任願望を口にしたルーニーは「フィリップとスタッフが去ったのを残念に思うのと同時に、コーチングスタッフに加わった僕を助け、励ましてくれた彼に個人的に感謝したい。今、重要なのはクラブを安定させ、順位を上げること」とコメントしている。

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