ダービー・カウンティは14日、指揮を執るフィリップ・コクー監督の解任に踏み切ったことを発表した。

 同クラブは双方合意のもとコクー監督と契約解除に至り、さらにアシスタントコーチクリス・ファン・デル・ウィーデン氏、トワン・シーパーズ氏もクラブを去ると発表。「フィリップと彼のスタッフは、多くの下部組織選手の育成・定着に貢献しました。ダービー・カウンティは、フィリップクリス、トワンの16ヶ月にわたるハードワークと献身に感謝し、彼らの今後のキャリアにおける成功を祈っています」とコメントを発表した。

 コクー監督は2019年夏にフランク・ランパード監督(現チェルシー指揮官)の後釜として就任。1年目は10位でフィニッシュしたものの、今シーズンは11試合を終えわずかに1勝と不振に陥り最下位に沈んでいた。

 イギリスメディア『スカイスポーツ』は、「今シーズンはピッチ上では全員が望むような結果がついてこなかったが、私は我々が始めた情熱的なプロジェクトを信じている。それにクラブの未来が明るいものであることに間違いはないよ」とコクー監督のコメントを紹介した。

 また、同クラブに所属し、選手兼コーチングスタッフとして活躍する元イングランド代表FWウェイン・ルーニーは「フィリップとスタッフの退団は残念だ。そしてスタッフの一員として彼に個人的に感謝したい。今最も大切なことは、クラブを安定させて順位を上げることだ」とコメント。クラブは「今後適切な時に適切な情報を更新します」と後任や将来について明言していないが、ルーニーの監督就任の可能性も報じられている。

ダービー・カウンティと契約解除に至ったコクー監督 [写真]=Getty Images