“三大テノール”と呼ばれるルチアーノ・パヴァロッティプラシドドミンゴ、ホセ・カレーラスの3人のオペラ歌手の軌跡を振り返るドキュメンタリー映画『甦(よみがえ)る三大テノール 永遠の歌声』より、本予告映像が公開された。

【動画】“世紀の競演”に観客興奮!『甦る三大テノール 永遠の歌声』予告編

 音楽とサッカーを愛するオペラ歌手、パヴァロッティドミンゴ、そしてカレーラス。親友でもありながら最大のライバルであった3人が“三大テノール”として活躍を始めたのは、1990年イタリアサッカーワールドカップ前夜祭として開催されたローマカラカラ浴場の伝説のコンサートからである。それから30年の節目を迎えたことを記念し製作された本作は、初めて明かされる世紀の競演のバックステージ秘蔵映像や、彼らを愛する人々のインタビューなどで、3人の活躍の軌跡を振り返る。

 本予告は、1990年7月、イタリアローマカラカラ浴場で、ルチアーノ・パヴァロッティプラシドドミンゴ、ホセ・カレーラスの3人が“三大テノール”として初めて一緒の舞台に立ち、来場した観客から万雷の拍手と声援を受けるコンサートシーンから始まる。

 「ホセの白血病からの復活を祝いたかった」とパヴァロッティが語るように、もともとはワールドカップの開催とホセ・カレーラスの白血病からの復活を祝うために企画された本コンサート。しかし、偉大な3人の歌手による化学反応は想像を超える観客の熱狂を呼び、鳴りやまぬアンコールの要求に応えるために舞台上の3人自ら打ち合わせて、ぶっつけ本番でパヴァロッティの代表曲「オ・ソレ・ミオ」をロングトーンで披露、続いてドミンゴとカレーラスの2人で即興のハーモニーを歌い上げる。

 このほか、本コンサートが大成功を収めた後、“三大テノール”が世界を席巻、ロサンゼルス、ウエンブリー、横浜を巡る様子や、「真面目にリハをしなかった」という陽気な3人のためにスタッフが「彼らが覚えられるように我々が歌って録音した」という裏話も明かされている。

 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』は2021年1月8日より全国順次公開。

映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』メイン写真 (C)C Major Entertainment2020