暫定ながら、指揮官の1人としてデビューすることになるダービー・カウンティの元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが、自身の考えを改めて語った。
チャンピオンシップ(イングランド2部)のダービー・カウンティは、今シーズンのチャンピオンシップを11試合戦い1勝3分け7敗の勝ち点6で最下位。昨シーズン10位で終えたチームとしては、大きく低迷し、フィリップ・コクー監督が14日に成績不振で解任されていた。
そこから1週間が経過。未だに新監督が決定していない中、今週末に行われるブリストル・シティ戦ではルーニーも指揮を執るうちの1人になるとのこと。ルーニーはコーチングライセンスがなく、コーチ陣のリアム・ロシアニー、シェイ・ギブン、ジャスティン・ウォーカーとともに4人で指揮を執るようだ。
自身にとっての新たなキャリアを踏み出すことになるルーニーが、クラブのチャンネルで意気込みをコメントしている。
「もちろん、不思議な1週間だった。まずは、ここで良い仕事をしてくれたフィリップ(・コクー)、クリス(・ファン・デル・ヴェルデン)、トヴァン(・シーパーズ)に心から感謝する」
「個人的な視点だけど、僕は彼の下で働き、最初のコーチとしての役割を多く学んだ。そのことに関しては、ありがとうと言わなければならない」
「ただ、僕たちには変化が必要だったと思う」
「明らかに良い状態ではなかった。そして、それは僕にとってのチャンスでもあった。リアム(・ロシアニー)、ジャスティン(・ウォーカー)、シェイ(・ギブン)と新しいアイデアを得たいと思う」
「そして、チームにとってほぼ新しいアイデンティティ、どのようにプレーしたいか、どのようにプレーするのか。そして重要なことは、土曜日の試合に勝つためにどうチャレンジするかだ」
ルーニーはエバートンやマンチェスター・ユナイテッドでプレー。またイングランド代表としてもプレーしたが、エバートン時代にはデイビッド・モイーズ監督に、ユナイテッド時代はサー・アレックス・ファーガソン監督やルイス・ファン・ハール監督ら世界的な名将に指導を受けていた。
ルーニーはそのやり方を押し付けることはしないとしながらも、それぞれの良いポイントを参考にしたいと語った。
「僕は何人かのとても優秀な監督、おそらく史上最高の監督たちと仕事をしてきた。少し僕が思うのは、目の前の選手を理解することが重要だということだ」
「僕は『アレックス・ファーガソンのように、ルイス・ファン・ハールのように、ジョゼ・モウリーニョのように』などとは言えない」
「僕は自分たちの選手と一緒にしなければならないし、それぞれの選手に異なる扱いをしなければならない」
「選手たちはそれぞれ考え方が違う。特定の選手には、他の選手と違う話し方をしなければならないし、正しくマネジメントする必要がある」
「ただ、僕はもう一度思う。様々な監督から得ることができるものはある。僕が何年にもわたって学んできたこと、そしてこの短い期間で学んだことだ」
「僕はそれをしようと思うし、僕は選手と一緒に様々な状況で、様々な監督から学んだいくつかのことを使いたいと思う」
「誰かに聞けばわかるけど、僕は自分のことを答えることができる。僕は野心的だし、マネジメントをしたいと思っている」
「これは過去にも公にしたことがあることだ。今は4人がこのチームを率いるチャンスがあるということだよ」
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