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今月17日に回顧録が発売されたバラク・オバマ大統領が19日、米人気トーク番組に出演した。番組では同著の内容に触れながらホワイトハウス時代を振り返ったオバマ氏だが、実は次女サーシャさんに頭が上がらないこと、一家は“丸顔族”と“面長族”の2つに分かれていることなど家族のユニークな関係をうかがわせるエピソードを披露し、視聴者の笑いを誘った。

米時間19日、バラク・オバマ前大統領が人気トーク番組『Jimmy Kimmel Live』に出演した。17日に回顧録『A PROMISED LAND』(約束の地)Vol.1が発売されたばかりのオバマ氏は、そのプロモーションのため同番組にリモート出演したのだが、トークでは次女のサーシャさん(19)に頭が上がらないこと、一家は2つの“部族”に分かれていることなど家族間の力関係をうかがわせる面白エピソードを披露した。

国民にホワイトハウスへの復帰を懇願されるたびに「(そんなことをしたら)ミシェルに別れられてしまう」とその可能性を否定してきたオバマ氏は、普段からやり手の妻に頭が上がらない様子。しかし番組では司会のジミー・キンメルから、

ミシェル夫人から聞いたのですが、サーシャさん(夫妻の次女)を怖がっているって本当ですか?」

との質問にも真顔で「本当です」と答え、恐妻家オバマ氏が実は娘にも頭が上がらないことを暴露するのだった。その理由をオバマ氏はこう述べている。

サーシャは“ミニ・ミシェル”なんですよ。顔の表情といい、態度といいソックリでね。私はミシェルサーシャを恐れているんです。」

オバマ氏によれば、長女マリアさん(22)の性格はミシェル夫人よりも自分に似ているそうで、

「僕らは自分達のことを“面長族”って呼んでいるんですよ。マリアの顔の輪郭は僕に似てるんでね。ミシェルサーシャは“丸顔族”です。」

と家族が2つの“部族”から成り立っていると説明。さらに

「より攻撃的なのが“丸顔族”です。僕ら“面長族”はたとえて言うなら菜食、採集民族で、ミシェルサーシャは狩猟民族ですね。“面長族”は彼らと平和を維持するよう努める日々なんです…。」

とその違いや力関係を詳しく解説した。

そんなオバマ氏の回顧録『A PROMISED LAND』は発売開始から24時間で90万部近くを売り上げ、2018年にミシェル夫人が出版した『BECOMING』の72万5000部の記録を上回る快挙を達成した。しかしそれについても、

「(自身の著書の売り上げが)少しだけ上回っていますが、その話題をあえて夕食時に持ち出したりなんかはしませんよ。」

恐妻家な一面をのぞかせるオバマ氏。そしてミシェル夫人なら「もっと本を売ってちょうだい」「どんどん売ってくれれば、私の靴代の一部になるのだから」と彼女らしいやり方で自身を鼓舞してくれるだろう―と明かすのだった。

マリアさんサーシャさんはまだ父親の著書には目を通していないそうで、

「娘達は『パパの退屈な本を読むより他にもっとマシなことがあるから』っていう態度なんでね。いつかは読むって約束してくれましたけど。」

「娘達が私が最初に執筆した著書(1995年に出版された『Dreams of My Father』)を読み始めるまでに、10年くらいかかってますから。(『A PROMISED LAND』は)彼女達が30歳になる頃には読み終えてくれるのではないかと思ってますよ。」

と明かすのだった。

アメリカ第44代大統領として8年間リーダーシップを発揮したオバマ氏も、家庭では妻と娘にまったく頭があがらず、半ばないがしろにされているとも取れるこの日の自虐トークには「より親近感が沸く」「家ではダメダメな感じが笑える」と視聴者の笑いを誘うのだった。

画像は『Jimmy Kimmel Live 2020年11月19日付Instagram「@BarackObama reveals all tonight on Kimmel!」』『Barack Obama 2019年4月21日付Instagram「To all who celebrate today, happy Easter from our family to yours!」、2020年9月17日付Instagram「There’s no feeling like finishing a book, and I’m proud of this one.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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