サッカーにおいて個の力は非常に大事な要素の一つである。しかし、チームとして選手たちがひとつになった時にこそ、素晴らしいプレーが生まれる。

『Team Goals』では、流れるような連携から生まれた美しいゴールを紹介。今回はバイエルンポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが決めたゴールだ。


2014年夏にドルトムントからバイエルンへ移籍したレヴァンドフスキ。世界最高峰のストライカーとして、ドイツ絶対王者の得点源となっている。

2013年から2016年にかけての3年に渡ってバイエルンを率いたジョゼップ・グアルディオラ監督の下でも、美しいサッカーを展開するチームのエースとして活躍を見せた。特に2014年8月30日に行われたブンデスリーガ第2節のシャルケ戦では、華麗なパス回しからゴールを決めている。

試合開始間もない10分、MFセバスティアン・ローデが中央でボールを持つと、FWトーマス・ミュラーに楔のパスを入れる。相手が形成するブロックの中の、僅かなスペースでミュラーがボールをはたくと、中央でパスを受けたレヴァンドフスキが、ボックス内に走り込むローデにパスを通す。

GKと1vs1の場面を作ると、ローデが冷静にGKの前で横パス。ゴール前に詰めていたレヴァンドフスキが合わせ、見事な先制点を挙げた。

細かなスペースの間を通す華麗なパス回しで先制に成功したバイエルンだったが、シャルケが後半に追いつき、試合は1-1のドローに終わっている。

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