カナダの華字紙によれば、バーナビー市内の商業施設のトイレでこのほど、「中国人を皆殺しにしろ(Kill all Chinese)」との落書きが見つかり、カナダ在住の中国系住民に動揺が広がっている。22日付で環球時報が報じた。

  バンクーバー在住の中国人女性がこのほど、トイレ落書きを発見、写真を撮影してネット上に掲載した。女性は過去に、「中国に帰れ(go back to China)」などといった落書きも目にしたことがあるという。

  「中国人を皆殺しにしろ」という差別的かつ物騒な落書きに対し、中国系住民のあいだでは、「カナダ社会から歓迎されていないのではないか」と動揺が広がると同時に、「なぜこのような仕打ちを受けるのか」と疑問の声も上がっているという。

  バーナビー市で人種間の調和を目指して活動する組織「Burnaby Intercultural Planning Table」の関係者は、「世界のほかの地域に比べればバーナビーの人種差別は取るに足らない程度だ」としながらも、人種差別そのものが存在することを認めた。

  報道によれば、バーナビー市の警察は人種間の対立などを招かないよう、同落書きに対する調査を開始したという。(編集担当:村山健二)