アーセナルとリーズ・ユナイテッドが、SNS上での選手への差別的な投稿に対して声明を発表した。

22日、プレミアリーグ第10節でリーズとアーセナルが対戦。ゴールレスで迎えた52分に、アーセナルコートジボワール代表FWニコラ・ぺぺがプレーとは関係のないところでリーズのマケドニア代表MFエズジャンアリオスキに頭突き。そこまで激しい接触には見えなかったものの、アリオスキは顔を覆いながらその場に倒れ、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入そた結果ペペは一発退場となった。

この行為にはアーセナルのミケル・アルテタ監督も「明らかに容認できないし、受け入れられない」とコメントし、相手の挑発に乗ってしまったぺぺを糾弾していた。

この揉め事はSNS上でも大きな話題となり、頭突きを見舞ったぺぺはもちろんのこと、挑発したアリオスキの行動にも非難が殺到。大きな騒動となっていた。

これを受け、アーセナルとリーズはSNS上での侮辱的な投稿に対して声明を発表した。

アーセナルは、「リーズ・ユナイテッドとの試合後、ソーシャルメディアニコラ・ぺぺとエズジャンアリオスキに対して向けられた卑劣な罵声を完全に非難します」とし、「これは完全に容認できないことであり、我々は警察や当局と協力し、犯人を探し、起訴するためにできる限りの事をします」と厳重な対応を取るとした。

一方のリーズも「アーセナルとのプレミアリーグの試合後、SNS上でエズジャンアリオスキとニコラ・ペペに向けられた卑劣な罵倒は、リーズでは許されない」と声明を発表。「我々は警察や当局と緊密に連携し、責任ある者が特定され、処罰されるようにする」と発表していた。

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