海は全世界と繋がっており、浜辺では不思議な漂着物が発見されることも少なくない。このほど米フロリダの浜辺で清掃活動をしていたボランティアの女性が、フジツボにびっしりと覆われた頭部のない遺体らしきものを発見し周囲が警察に通報。しかし調査の結果、マネキンであることが判明したという。この件についてネット上では「これは勘違いして当然」という声があがっているようだ。『Insider』などが伝えている。

米フロリダ州を拠点に活動するボランティア団体「オーシャン・アワー(Ocean Hour)」は今月17日、ボランティアの1人が体験した奇妙な漂着物のエピソードをFacebookに投稿した。

同団体で活動するボランティアキャサリンさん(Kathleen)が同州ペルディード・キーの海岸沿いで清掃活動をしていると、浜辺に頭部のない遺体らしきものを発見した。それはびっしりとフジツボに覆われ、海を長い間さまよっていた様子だった。

これに気付いた周囲の人がすぐに通報し警察が調査したところ、驚くべき事実が判明した。なんとこの漂着物は、アパレルショップなどで使われるマネキンだったのだ。オーシャン・アワーは「こんなにフジツボに覆われているなんて、どれだけ長い間海を漂っていたんだろう。とりあえず本物の遺体じゃなくて本当に良かったよ」とコメントしている。

オーシャン・アワーの今回の投稿には2400件以上の「いいね!」が寄せられ、ユーザーからは「うわーこんなもの見つけちゃうなんてキャサリンさんは不運だね」「これを見たら誰だって遺体だと勘違いするよ。怖いね」「もし私が見つけていたら卒倒しちゃう」とキャサリンさんを同情するコメントや、マネキンを気味悪がる声などがあがった。

一方で「このフジツボの感じがアートみたいでいいね」「うちの近くに漂着物のアートギャラリーがあるからそこに展示しようよ」とフジツボだらけのマネキンを気に入ったという声も見受けられた。

ちなみにこのマネキンがどこから流れてきたのかは明らかにされていないそうだ。

画像は『Ocean Hour 2020年11月17日付Facebook「Volunteer Kathleen was walking the intercoastal side in Perdido Key…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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