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このほど米フロリダ州で70代の男性が犬を連れて自宅裏庭を散歩していたところ、突如現れワニによって愛犬が池に引きずり込まれてしまった。すかさず池に飛び込み愛犬を無事に救い出したが、男性がワニと格闘する姿を監視カメラ一部始終捉えていた。『CNN International』『The Guardian』などが伝えている。

米フロリダ州エステロで11月20日、愛犬のキャバリアキングチャールズ・スパニエルの“ガンナー(Gunner)”と共に自宅裏庭を散歩していたリチャードウィルバンクスさん(Richard Wilbanks、74)に思いもよらない悲劇が襲った。

池の周囲を散歩中、突如池から這い出てきたワニによってガンナーが水中に引きずり込まれてしまったのだ。

のちにリチャードさんは、その時の様子をこう振り返った。

「僕らはただ池の周りを歩いていた。するとワニがミサイルのように飛び出てきたんだ。」
「ワニがあんなに素早いものだとは思わなかった。本当に一瞬のことだった。」
「身体からアドレナリンが出ていたか、もしくは本能的な反射だろうね。僕もすぐに池に飛び込んだよ。」

ガンナーを救うため池に飛び込んだリチャードさんだったが、激しく暴れるワニを押さえ込むのは容易でなく、監視カメラの映像によるとその様子はリチャードさんとワニがレスリングをしているかのようだった。

その後、ワニを池のふちまで引きずり上げたリチャードさんだったが、ワニの口は堅く閉ざされておりなかなかガンナーを離さない。それは「本当に大変だった」と話すリチャードさんだが、自らの手を噛まれ負傷しながらもついにワニの口をこじ開け、ガンナーを救い出すことに成功した。

助け出されたガンナーはすぐに獣医の診察を受け、腹部に1か所噛まれた痕があるものの命に別状はなく、現在は元気に過ごしているとのことだ。またワニに手を噛まれたリチャードさんも、病院にて破傷風予防の注射を受けた以外、他の治療は必要がなかったという。

今回、リチャードさんの格闘の様子を捉えたのはフロリダ州の野生動物保護団体「Florida Wildlife Federation」と「fStop Foundation」が共同で設置していた監視カメラだった。

このたびの事故をうけて「Florida Wildlife Federation」のメレディス・バッドさん(Meredith Budd)はこのように話している。

「私たちは(野生動物と)共有する土地に住んでいます。」
「私たちが野生動物を容認するというのではなく、同じ土地を彼らと共有しながら共に繁栄していきたいと考えています。」

このメレディスさんの考えにリチャードさんも賛同しており、今回ガンナーを襲ったワニをこの池から移動させたり、殺したりするなどは望んでいないという。

リチャードさんは「彼らは自然の一部で、僕たちの生活の一部でもありますからね」と語っている。

現在もリチャードさんはガンナーと共に裏庭の池周辺を散歩しているが、ガンナーにリードをつけて池からは最低でも3メートルは離れて散歩するようにしているそうだ。

フロリダ州では野生のワニが出没することも多く、つい先日もゴルフコースに現れた巨大なワニが話題になっていた。

画像は『WPEC CBS 12 2020年11月22日付「WATCH: Florida retiree wrestles puppy from jaws of alligator」(CNN)』『CNN International 2020年11月22日付「Florida retiree wrestles puppy from jaws of alligator」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE

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