オークションハウスのヘリテージオークションは「2020 November 19 – 22 Comics & Comic Art Signature Auction」を開催した。そこで1988年任天堂ファミリーコンピュータ向けに発売したスーパーマリオブラザーズ3の未開封品が、15万6000ドル(約1600万円)で落札された。1本のゲームソフトに支払われた額としては過去最高額となった。

(画像はSuper Mario Bros. 3 – Wata 9.2 A+ Sealed [“Bros.” Left, First | Lot #93032 | Heritage Auctionsより)

 2020年7月にはスーパーマリオブラザーズが11万4000ドル(約1200万円)で落札されたことも記憶に新しいが、1年もしないうちにさらに高額な落札が発生した。

 今回なぜここまでの高額な値段になったのかヘリテージオークションによると、この『スーパーマリオブラザーズ3』はオークションで競売に掛けられるビデオゲームを鑑定するWata Gamesの評価で9.2 A+を獲得したこと。またパッケージのレイアウト自体に特異性があることと説明している。

 今回落札されたソフトは、パッケージ上に書かれた「BROS.」の文字が左にあり、マリオの右手とかぶっている。このパッケージは初期に北米で発売されたものでそもそも希少性がある。そこに未開封の美品とだったので値段が跳ね上がり、この値段となったようだ。通常マリオの帽子の上に「BROS.」がくる。

(画像はSuper Mario Bros. 3 – Wata 9.2 A+ Sealed [“Bros.” Left, First | Lot #93032 | Heritage Auctionsより)
(画像はSuper Mario Bros. 3 – Wata 9.2 A+ Sealed [“Bros.” Left, First | Lot #93032 | Heritage Auctionsより)

 また初期バージョンの未開封『スーパーマリオブラザーズ3』はかなり珍しいので調査として、2020年7月にもWata 9.0 Aの未開封品が出品されていた。その際の落札額は3万8400ドル(約400万円)だったとのこと。

 『スーパーマリオブラザーズ3』当時の販売価格は49.99ドル(約5200円)なので3000倍以上となったようだ。お宝が眠っているかも知れないので、物置きの中を調べてみるのもいいかも知れない。

Super Mario Bros. 3 | Heritage Auctions公式サイトはこちら
ライター
園児時代に押入れにあった神トラFF4を遊んだことがきっかけでゲームにハマる。主にアクションゲーム、アドベンチャーゲーム、デジタルカードゲームを遊び、気に入ったゲームはトロコンまで遊ぶ派。思い出のゲームは『ロックマンエグゼシリーズ』『ぼくのなつやすみ2』『銃声とダイヤモンド