近年、日本と韓国の関係は低迷を続けており、歴史や貿易面での対立から改善の兆しも見えないほどだが、中国はその様子を興味津々で眺めているようだ。中国メディアの快資訊は20日、「もし日本と韓国が武力衝突したら」と仮定する記事を掲載した。日本と韓国が武力衝突するなど到底あり得ないことだと思われるが、あくまでも仮定の話だとしてどちらの方に勝算があるか分析している。

 記事はまず、日韓間の憎しみポーランドロシアの間の憎しみ以上に根深いと主張。ネット上でも互いをたたき合い、同じように憎しみ合っているものの、「もし戦争になったら、日本が勝つ」との見方を示している。

 では、日本と韓国にはどれほどの差があるのだろうか。記事は、国土面積でもGDPでも、それに軍事力でも格差があると指摘している。韓国の国土面積は約10万平方キロメートルで、世界順位は107位だ。中国にたびたび小さいと言われている日本は意外と大きく、世界ランキング61位だ。GDPも、韓国は12位なのに対し、日本は3位と圧倒的な格差があると伝えた。

 では、軍事力はどうだろう。グローバル・ファイヤーパワーの「2020年世界の国別軍事力ランキング」によると、日本は5位で、韓国は6位と、総合的には日本の方が強いが、圧倒的な格差ではないと紹介。武器の国産化では日本の方が強く、海空軍では日本の方が優勢になるが、陸上戦では日本は韓国に劣るとしており、「日本が辛うじて勝つ」という程度ではないかと締めくくっている。

 日本と韓国が戦争になるという事態は考えにくく、起こらないと信じたいところであるが、あくまでも第3者の立場にある中国では興味ある話題になっているようだ。それほど中国には日韓関係が悪化しているように見えているということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

あり得ないことだが「もし日韓が武力衝突したら、どっちが勝つ?」=中国