今や2次元オカズの主流といってもいい“エロゲー”。そのなかで、今、最も売れている作品は何か? アダルトPCゲームの専門店・トレーダー3号店の松永さんに、エロゲー童貞でもわかるその魅力を聞いた。

「ひと昔前はエロゲーといえば、オタクのなかでもとりわけ濃い連中たちが集うコアなジャンル。でも最近は、マンガやアニメが一般化したこともあって興味本位で手を伸ばす若いファンが増え、ユーザーの大半を占めています。彼らが求めるのはアニメ系の美少女たちとのエッチ。そこで現在のエロゲーは『萌えゲー』と呼ばれるキャラ重視の作品が主流になってます。

今年、特に人気だった『萌えゲー』というと……いろんな水着姿による充実のエッチシーンが話題の『あおぞらストライプ』、妹たちとのハーレムエッチゲーム『妹ぱらだいす!2~お兄ちゃんと5人の妹のも~っと!エッチしまくりな毎日~』、名前を呼ぶシステムを搭載し、エッチシーンでの連呼にオタが狂喜した『LOVELY×CATIONラブリケーション)2』、女のコからのご奉仕ハーレムゲームみんな捧げちゃう!』……。

最近は成年コミック作家・岡田コウをはじめ、アニメやマンガで活躍する作家たちが原画作家として参加し、美少女キャラ好きにはこたえられないオカズゲーが続々リリースされてます。

キャラ重視の『萌えゲー』に対し、徹底してエロ重視なのが『ヌキゲー』。現在、リリース点数は萌え系の数分の一ながら、従来のコアなオタクを満足させる作品もコンスタントにリリースされ続けていますね。

今年の最大ヒットは“この夏、世界でいちばんヌケるエロゲー”のキャッチフレーズにたがわないと噂の『聖娼女(せいしょうじょ)~性奴(せいど)育成学園~』、女教師がだんだんとエロくなる過程が楽しめるおかずゲー『牝教師3 淫悦の学舎』、悪魔っ娘を好き放題にできるゲーム『アクマでオシオキっ!丸城戸サド式ヘンタイお仕置き講座』、さらにオナホとゲームが連動した意欲作『カスタムメイド3D withJu-C AIR』など調教モノ、NTR(寝取られ)系を中心に続々リリースされてます。

薄味のものから特濃なものまで、今後も新たなファンが増え続けることで、ますますバラエティに富んだエロゲーがリリースされていくはずです。まだまだ目が離せませんね」