進化を続ける日本の新幹線の「ノーズ部分」。1964年に開業した0系のノーズ部分は3.9メートルだったが、時速320キロで走る東北・北海道新幹線E5系H5系は15メートルもある。中国メディアの百家号は22日、日本の新幹線中国高速鉄道のノーズ部分を比較する記事を掲載した。

 記事によると、それぞれの「ノーズ部分を比較すると、どちらが世界一か分かる」という。中国高速鉄道のノーズ部分はあまり長くなく、どちらかというと丸みを帯びたデザインだ。しかし、新幹線のノーズは「カモノハシのように長くて平べったい」と紹介。これは、東海道新幹線で約20年間活躍した700系のことを指しているようだ。

 新幹線のこの「ノーズの長さ」には、どんな理由があるのだろうか。記事は専門家の意見として、「長くて平たい方が、短くて丸いノーズより安全性が高い」と紹介。しかし、長すぎるノーズは資源の浪費ではないか、と疑問を呈している。実際、新幹線の場合、先頭車両の半分以上がノーズという車両もあり、その分客室の空間が減少する。記事はまた、日本は中国と違い「国土が小さく人口も少ないので、安全性を優先させている」との持論を展開した。

 しかし、だからといって中国高速鉄道が安全ではないわけではないとも主張している。中国高速鉄道の車両は、他の要素も総合的に考慮してデザインしてあり、「新幹線の安全性と比べても全く遜色ない」という。速度は世界一で、安定性も兼ね備えていると自画自賛した。

 結局、記事ではどちらが世界一なのか明言していないが、ノーズを長くしなくてもスピードがあり、安定しているので中国が世界一と言いたいのだろう。とはいえ、新幹線のノーズが長いのは主にトンネル進入時の騒音防止が主な理由だが、記事ではそのことには触れていない。いずれにしても、ノーズに特徴のある新幹線が、中国人からも注目を集めていることだけは間違いないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

新幹線と中国高速鉄道の「ノーズ」の違い・・・形状はなぜ違うのか=中国