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矢口高雄が、11月20日に膵臓癌のため死去した。

矢口が名誉館長を務める秋田・横手市増田まんが美術館の公式サイトでは、「病気療養中の処、11月20日、都内の病院で81歳にて逝去されました。ここに生前の皆々様のご厚誼に深く感謝いたしますと共に、謹んでお知らせ申し上げます」と発表。葬儀は故人ならびに遺族の希望により、近親者にて執り行われたことも伝えられた。なお後日、故人を偲ぶ会を予定しているほか、まんが美術館の公式サイトでは、矢口に対するメッセージを募集している。

矢口は1939年秋田県横手市増田町生まれ。1973年より週刊少年マガジン講談社)にて「釣りキチ三平」が連載され、単行本は全65巻が発売された。また1980年にはTVアニメ化、2009年には実写映画化も果たしている。2009年に「地域文化功労者」として文部科学大臣より表彰を受賞。今年2020年、画業50周年を迎えた。

「釣りキチ三平」1巻