声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーハードキャッスル エリザベスパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」のコーナーリポビタンD TREND NET」。11月23日(月・祝)の放送では、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんに「Go Toトラベル対象地域見直し」について伺いました。

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新型コロナウイルスの感染が急拡大するなかで迎えた3連休初日となる11月21日(土)、政府は「Go To トラベル」の対象地域を見直す方針を打ち出しました。その後、連休明けの24日(火)、感染が急拡大した大阪市札幌市を「Go Toトラベル」の対象地域から除外すると正式決定。期間は11月24日(火)~12月15日(火)までの3週間としています。

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鈴村:米重さん、こちらネットの反応は?

米重:Twitterなどでは、旅行を予定していた人が「キャンセルした」という投稿がかなり書き込まれていて、利用しようとしていた人が多かったことが分かりました。その裏返しに、ホテルや旅館など宿泊業者とみられる方の「キャンセルが続出している」「困る」という声も見られました。

あと、これはおそらく今後の混乱の種になる話ですが、旅行業者や旅館の公式アカウントでは「キャンセル料金は支払額に対してではなく、割引適用前の金額から算出されます」といった告知がされているということです。キャンセル料については国が手当てをするといった話もありますが、この辺も含めて詳細はこれからということになりますので、皆さん身構えている状態です。

鈴村:本当に急なことでしたからね。今後、どのような対応をしてもらえるのか気になるところです。「Go To トラベル」が始まって数ヵ月経ちますが、これまでどれくらいの効果があったのですか?

米重:国の統計では、7月の開始~10月末までで、少なくとも延べ3,976万人泊。割引の支援額は少なくとも2,087億円という、かなりの規模の効果があったと言って良いかと思います。特に東京発着が解禁された10月以降、それまでの倍近い伸び方となっていますので、かなりの勢いがついています。大和総研の試算によると、直接の経済効果は3兆円で、間接効果は1.9兆円という話もあります。なので、一時停止すると、それが再び減衰するリスクがあるということは言えると思います。

鈴村:感染拡大の原因が「Go To トラベル」と言われたりもしていますが、実際はどうなんでしょうか?

米重:こちらの因果関係自体は、はっきりとしていないのですが、「その可能性はある」というのが一般的な見方なのではと思います。というのも「Go To トラベル」事業の利用者で感染が確認されたのは「176名」という話があるのですが、この統計の見方で注意しなければならないのは、約4,000万人の利用者のうち感染者が176人という場合、感染率は0.0000044%という数字になります。

東京で6月におこなわれた抗体の保有率の調査では、0.1%が過去に感染歴があるという結果でしたので、0.0000044%という数字は、1人で複数泊していることを考慮しても説明しきれない感染率の低さなので、この数字を「Go To トラベル」が感染拡大の理由ではない、という説明には使えません。おそらく検査のキャパシティーや、国の情報収集の限界を示すデータである、と読み解くのが正しいはずですね。


番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ鈴村健一(月~木曜)、山崎樹範(金曜)、ハードキャッスル エリザベス
番組Webサイトhttps://www.tfm.co.jp/one/
「Go To トラベル」実際の経済効果は?「対象地域見直し」による今後の影響は?