2021年8月に東京・帝国劇場、9月に福岡・博多座にて上演される、ミュージカル王家の紋章のメインキャストが発表された。

月刊プリンセス」(秋田書店)にて 1976年から現在まで連載を続け、累計発行部数4000万部以上を誇る『王家の紋章』の世界初ミュージカル化となった本作。2016年8月初演のチケットは即日完売、異例のスピードで半年後には再演され、大きな話題となり、この度、2021年に再々演される。 

すでに、メンフィス役・浦井健治/海宝直人、キャロル役・神田沙也加/木下晴香が発表されているが、全キャストが解禁となった。
新キャストとして、高い身体能力と表現を活かして大舞台で活躍する大貫勇輔イズミル役)、宝塚歌劇団退団後は数々のヒロインを務め今回新境地となる朝夏まなとアイシス役)、多くの話題作に出演し存在を印象付けている躍進目覚ましい植原卓也ライアン役)、前回に引続き出演するイズミル役・平方元基イムホテップ役・山口祐一郎、そして前回はキャロルを演じ、今回は敵役のアイシスを演じる“王族(王家の紋章ファンの通称)”新妻聖子など、バラエティ豊かな注目のキャスト陣がそろった。

また、ミタムン役を綺咲愛里、ナフテラ役を出雲綾、ルカ役を前山剛久岡宮来夢(Wキャスト)、ウナス役を大隅勇太前山剛久(Wキャスト)が演じる。

再び幕を開ける古代エジプト王と現代アメリカ人少女との時空を越えたロマンスに、期待が高まるばかりだ。

【あらすじ】
16歳のアメリカ人キャロル・リード(神田沙也加/木下晴香)は、エジプトで大好きな考古学を学んでいる。頼もしい兄ライアン植原卓也)や、友達や教授に囲まれ、幸せな毎日を送っていた。
ある日、とあるピラミッドの発掘に参加するが、そこは古代エジプトの少年王・メンフィス(浦井健治/海宝直人)の墓だった。ピラミッドに眠っていた美しい少年王のマスク、古代エジプトへのロマンに沸き立つキャロル。そんな中、アイシス朝夏まなと/新妻聖子)という謎の美女が突然現れる。実はアイシス古代エジプトの神殿の祭司でメンフィスの異母姉。メンフィスの墓を暴いたことによる祟りを起こすため、現代に現れたのだ。彼女の呪術によって、キャロル古代エジプトへとタイムスリップしてしまう。キャロルは、エジプト人にはありえない金髪碧眼に白い肌。そして、考古学の知識と現代の知恵を持つ。やがて古代エジプト人達から、“ナイルの娘”“黄金の姫”と呼ばれ崇められる様になり、宰相イムホテップ(山口祐一郎)からも認められるようになるが、キャロルは現代を懐かしみ、帰りたいと願っていた。
しかし、メンフィスから求愛を受けるようになり、強引で美しい若き王メンフィスに反発しながらも心惹かれてゆく。だが、キャロルの英知と美しさにほれ込み、彼女を奪おうとするヒッタイト王子・イズミル(平方元基/大貫勇輔)など、2人の間には数々の困難が立ちふさがる。果たしてメンフィスキャロルの運命は――。

 

ミュージカル『王家の紋章』出演者