28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020の第4節のヴィッセル神戸vs広州恒大(中国)が行われる。

新型コロナウイルス感染拡大の影響によって今年3月以降、長期に渡って中断が続いたACL。東地区では紆余曲折を経て18日からカタールにて集中開催の形で再開となっていた。

◆3日前は快勝

25日に行われた第3節と同じカードとなる今節。神戸は広州恒大との再開初戦で1-3と快勝を収めた。

直近のJリーグでは5連敗と全く良いところがなかった神戸だったが、アンドレス・イニエスタと中心とした攻撃陣が躍動。前半終了間際に古橋亨梧のゴールで先制すると、同点とされた後半にもドウグラス、そしてアンドレス・イニエスタがネットを揺らした。

この勝利でグループステージ突破を決めた神戸。この試合に勝利すれば首位通過も確定するが、残りの2試合は決勝トーナメントに向けて主力を温存する可能性もある。

三浦淳寛監督の判断はどうなるのか。ACL初出場でのタイトル獲得に向けて、リーグ戦の悪い流れを払拭しておきたい。

◆再開初戦はドロー

再開初戦で水原三星ブルーウィングス(韓国)と引き分けていた広州恒大は、神戸の前に1-3で敗戦。2試合で勝ち点1と出遅れている。

グループステージ突破に向けては勝利が欲しいところだが、ここで連敗となると状況は厳しくなる。

かつて2度大会を制したこともある王者としての意地を見せられるか。前回対戦で神戸の手の内も把握したことは間違いなく、どこまで攻略の準備をしてくるかに注目だ。

★予想スタメン[4-2-3-1]

GK:前川黛也
DF:菊池流帆、大崎玲央、渡部博文
MF:郷家友太、山口蛍、安井拓也初瀬亮
FW:小川慶治朗、ドウグラス、小田裕太郎
監督:三浦淳寛

◆注目選手

注目選手はGK前川黛也をピックアップ。

今シーズンはシーズン途中から飯倉大樹に代わって正守護神となり、直近は交互に出場するなどして出場機会を伸ばしている前川。前日会見は英語で挑むなど、初のACLの舞台でチャレンジを忘れていない。

初戦もしっかりとゴールを守り、スケールの大きさと存在感を発揮。チームを勝利に導く活躍を見せるとともに、アジアでの戦いで経験を積み、さらなる飛躍につなげられるかに注目だ。

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