サッカープレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。

今回はフィオレンティーナの元フランス代表FWフランク・リベリーバイエルン時代に決めたアシストだ。


2007年夏にマルセイユからバイエルンに加入したリベリーは、世界屈指のウインガーとしてバイエルンで長きに渡り活躍。数多くのタイトルを勝ち取った。

共にバイエルンウインガーとして長く活躍したFWアリエン・ロッベンとは“ロベリー”と呼ばれた強力タッグを形成したが、2013年8月9日に行われたブンデスリーガ開幕戦のボルシアMG戦では、そんな両選手のコンビからゴールを決めている。

0-0で迎えた12分、相手陣内中央でボールを受けたリベリーは、前線で走り出すロッベンを確認すると、柔らかい浮き球スルーパスを送る。相手ディフェンスラインの裏に見事に落ちたパスは、ロッベンの走路にピンポイントで入ると、ロッベンハーフバウンドのところを左足で合わせ、見事な先制ゴールを挙げた。

この先制点で試合の主導権を握ったバイエルンは、試合に3-1で勝利している。

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