未来の駅サービスは彼らの手に…?

JR東日本は2020年11月26日(木)、新しい生活様式における「非接触」や「非対面」などをテーマにしたロボットやモビリティの実証実験を、高輪ゲートウェイ駅にて順次実施していくことを発表しました。

実験は改札内のほか、駅構内にある、まちづくり共創パートナーを対象とした施設「Partner Base Takanawa Gateway Station」にて行われます。

また、一部のロボットは、12月5日(土)および6日(日)の11時台、13時台、15時台に、改札前にてデモンストレーションが行われます。

実験が行われるロボットは下記のとおりです。

アバターロボット
ロボットに搭載のディスプレイを用いて、現場の利用客と、駅に駐在の駅係員との間で問い合わせ対応を行うためのものです。

・窓拭き清掃ロボット
吸引ファンにより窓ガラスに密着して張り付き、自動で清掃を行います。また、このロボットは現場まで、別の搬送ロボットにより運搬されます。

・消毒・床清掃ロボット
床清掃を自律走行で行うのに加え、上部に取り付けられた噴霧器で、手すりや椅子などの除菌作業も可能です。

・軽食・飲料配送ロボット
自律走行で料理や飲料を運搬する小型ロボットです。実証実験を行うのは「RICE(ライス)」「Servi(サービィ)」「FRUTERA(フルテラ)」「SEED-Mover(シード・ムーバー)」の4種類。「RICE」「FRUTERA」はエレベーターに乗って別の階に移動することも可能です。また、皿をテーブルへ置いたり、障害物をよけるなど、ロボットごとに特徴をもっています。

・協働運搬ロボット
前方の人や物に追従したり、一度走ったルートを記憶して自動走行する運搬ロボットです。120kgまでの荷物を人に代わって運べ、ある程度の斜面や段差にも対応可能です。

・自動巡回ロボット
手荷物を運んだり、ディスプレイに地図などを表示できる、マルチ機能なロボットです。

その他、電動キックボードや自律走行型モビリティ、走行支援用のパワードスーツ、ロボットとエレベーターとの連携システムが実用化に向けて検証されます。

軽食・飲料配送ロボット「RICE(ライス)」(画像:JR東日本)。