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このほどイギリスの高級スーパーマーケットで、ある女性客が会計の際にカードが承認されないことが分かると店員に激怒し始めた。店員はなだめようとするが女性の怒りは収まらず、数々の暴言をまき散らして商品にも八つ当たりしたという。『The Sun』などが伝えている。

ロンドン南西部にあるクラッパム・コモン駅近くの高級スーパーマーケット「Waitrose(ウェイトローズ)」に今月20日午後9時40分頃、マスクをつけず、白いコートと黒いロングブーツ姿の女性が訪れた。彼女は商品をレジに持っていくとカードを出したが、店員がカードを機械に読み込ませると承認されなかったという。

店員がこのことを伝えると女性は突然、激昂し「私の銀行口座にはちゃんとお金が入っているのよ。それでもあなたは私のカードを承認しないわけ?」と非の無い店員を責め出した。周囲には他の買い物客がいたが、女性はお構いなしに怒り狂った。

周りにいた人が撮影したと思われる動画には、レジで男性店員に向かって「この役立たず!」と何度も叫ぶ女性の姿が映っている。店員はカードが使えない理由などを説明したが、女性は聞く耳を持たず暴言を吐き続けた。店員が「そんな暴言を吐くならお店を出て行ってください」と伝えると女性の怒りはヒートアップし、さらに店員を罵倒。動画ではあまりにひどい言葉遣いのため、多くの規制音が入っている。

数々の暴言で店員を罵ると、女性は去り際に店員に向かって唾を吐いたという。幸いにもレジには感染予防のためのプラスチック板が設置されており、店員に唾がかかることはなかったそうだ。その後も女性は出口付近に陳列していた腰丈ほどのクリスマスツリーを蹴り倒しており、ようやくセキュリティガードが駆けつけたことで、女性は店外に連れ出された。

Waitroseの代表者は「スタッフがこのような扱いを受けたことに唖然としましたし、こんな顧客のためにサービスを提供していたのかということにも驚いています。この件は警察に通報しました」とコメントを発表した。

このニュースを見た人からは、「ここまで怒るなんてこの女性は普通じゃないね」「この映像を見て気分が悪くなったよ」「お客様は神様ではないことが良くわかる件だ」「プラスチック板に付着した唾のDNAを採取して過去の犯罪歴を調べた方がいい」といった声があっている。

ちなみにアメリカなどのSNS上では、お店などで自分の権利を振りかざし過剰な要求やクレームを行う中年女性は“カレン(Karen)”と呼ばれている。近年ではマスク着用義務のある場所でマスクをつけないなどのケースで、カレンが続出している。今回の女性の場合も自分が“お客様”だと勘違いしてヒステリックなまでに怒っており、多くの人が「またカレンが現れた」と思ったようだ。

画像は『The Sun 2020年11月23日付「GOB YOB Disgusting moment woman SPITS at Waitrose worker and shouts ‘you’re dead’ in foul-mouthed attack」(Credit: Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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