マンチェスター・シティエストゥディアンテスの神童の獲得に近づいているようだ。アルゼンチン『El Dia』が報じている。

今、シティのターゲットになっているのは、エストゥディアンテスに所属するアルゼンチン人FWダリオ・サルミエント(17)

昨年10月に16歳と6カ月でクラブ最年少デビューを飾ったサルミエントは、小柄な左利きのアタッカー。右ウイングを主戦場に卓越した左足の技術、相手の逆を取る緩急自在のドリブルを特長とするドリブラーは、ここまで公式戦11試合に出場し1アシストを記録している。

『El Dia』が伝えるところによれば、アルゼンチン国内において次代の代表チームのエース候補と目される神童に対して、シティが獲得に向けて具体的な動きを見せているという。

同メディアによると、シティはエストゥディアンテスに対して2000万ユーロ(約25億円)+将来のリセール時の移籍金20%を支払うという条件を掲示。エストゥディアンテスは概ねオファーに満足しており、最終的な売却検討段階に入っているようだ。

ちなみに、アルゼンチンのトップリーグにおける最高の売却額はラシン・クラブがアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスインテルに売却した際の2500万ユーロ(約31億3000万円)と言われている。だが、前述の条件でサルミエントの移籍が実現した場合、リセール時の金額次第で歴代最高の売却額となる可能性があるという。

なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、若干の条件は異なるもののクラブ間の合意が近づき、サルミエントが2021年夏にシティ・フットボール・グループ入りする見込みであると伝えている。

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