ジオラマは歴代新幹線が一斉に走ります。

JR東海は2020年12月1日(火)、「リニア・鉄道館」(名古屋市港区)で初開催の展示や引退した700系に関する企画などの冬イベントについて発表しました。

ガイドツアーの「クイズ!鉄道探検隊!~車内編~」が初めて開催されます。鉄道の車内における快適性・居住性の工夫やその変遷について、普段は入れない収蔵車両内などを巡りながらクイズを交えて解説。開催は2021年2月13日(土)から3月7日(日)までの土休日です。

展示車両の新幹線100系電車で新しい企画も。2月1日(月)から22日(月)までの月曜は、先頭部の鼻の部分に相当する「前頭オオイ」を外して内部を公開するとともに、前照灯の照度を営業走行時の状態にします。また、前頭オオイの取り外し、取り付けの際は汽笛を鳴らします。

鉄道ジオラマは、初企画として東海道新幹線の歴代車両が大集合。かつて走っていた0系、100系300系や、現在主力のN700AN700S923形ドクターイエロー」が一斉に走ります。実施日は2020年12月9日(水)から2021年3月8日(月)までの毎日です(休館日除く)。

同期間では、車両標記に用いる記号や数字などの意味を写真やパネルなどで紹介する取り組みも初めて行われます。

1月9日(土)から2月11日(木・祝)までの土休日は、700系の展示車両内で、2020年3月に引退した同車両の特徴や活躍などについてのガイドツアーも開催される予定です。

「リニア・鉄道館」で展示されている新幹線100系電車(2011年10月、恵 知仁撮影)。