元衆院議員の金子恵美氏が11月30日、ラジオ番組に出演し、再び不倫が報じられた夫の宮崎謙介氏に言及した。金子氏は離婚については考えていないというが、「法的措置を検討している」と明らかにした。

金子氏が出演したのは、「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(文化放送)。宮崎氏の不倫が報じられたのは4年ぶり2度目だが、金子氏は「ただ、前回と違うのは、私は実は法的措置を考えて、いま弁護士のかたと相談しています」と話した。

11月27日の「文春オンライン」の報道によれば、相手は30代の医療従事者の女性。取材に対して宮崎氏は事実を認めているが、金子氏は今回の不倫について、どのような法的措置を取ることができるのだろうか。

●離婚しない場合は慰謝料は少なくなる

冨本和男弁護士は「金子さんは、不倫相手の女性に慰謝料請求することができます。ただ、離婚しない場合は、離婚する場合と比べて慰謝料額は一桁変わってくることもあるでしょう」と話す。

不貞行為により結婚生活が破綻したということになれば、慰謝料の相場は数百万円にもなります。ただ、そこまで至らない場合は、精神的損害が大きいと認められず、数十万ほどになると考えられます」

また、法律上は、宮崎さんと女性は、金子さんに対し共に違法な行為をおこなったとして「共同不法行為」による損害賠償責任を負うことになる。

そのため、仮に金子さんが女性にだけ慰謝料を請求したとしても、女性は金子さんに一緒に慰謝料を払うよう、あるいは金子さんに払った慰謝料の一部を払うように宮崎さんに請求できる。

ラジオ番組で「私と夫それぞれ弁護士に相談しています」と話した金子さん。周囲からは「なぜ別れないの」と言われるというが、関係再構築に向けて再び歩き始めているようだ。

【取材協力弁護士】
冨本 和男(とみもと・かずお)弁護士
債務整理・離婚等の一般民事事件の他刑事事件(示談交渉、保釈請求、公判弁護)も多く扱っている。
事務所名:法律事務所あすか
事務所URL:http://www.aska-law.jp

金子恵美氏「法的措置を考えて弁護士と相談中」 慰謝料はどのくらいになる?