おぎやはぎ・矢作兼

2日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、新型コロナウイルスの感染拡大によって医療現場が逼迫している状況について報道。おぎやはぎ矢作兼人手不足の解決案を提案するなど、コロナ禍での医療従事者の待遇面の問題にも言及した。


■ベッド数を増加

この日、東京都では500人の新型コロナウイルス新規感染者が確認され、重症者は59人に上った。東京都は現在、重症患者用のベッドを150床用意しており、今後200床まで確保すると発表している。

その一方で、昭和大学客員教授の二木芳人氏は「ベッドはすでに足りている」とし、それを支える看護師や医師といったスタッフの不足が深刻だと指摘した。


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■医療従事者に頼りすぎ

AKB48高橋みなみは、「医療従事者の方たちに頼りすぎてしまっている」「何ヶ月も前から現場は疲弊しているといったことが出ているのにも関わらず、とりあえずベッドを増やそうっていうのは安易じゃないかな」とコメント。続けて「医療従事者のメンタル面のケアも大切だと思うので、これだけではちょっと違うと思いますね」と語る。

感染者を受け入れた病院の運営が逼迫し、医療従事者の給料やボーナスが減っている現状について、番組MCの坂上忍は「人を動かすためには金を使うけど、医療従事者守るために何もやってないわけじゃないけど、あまりにも足りなさすぎる」と語った。

■待遇面「安すぎるって…」

矢作は、医療従事者の給料について「常に思ってましたけどね、安すぎるって」と一言。また、医療従事者の不足を補うため「スタッフの数は急に増やすのは無理だから。例えば、看護学校の子や医者の卵をこの時に備えて…」「コロナに関しての知識だけで、サポートが必要なら学生でもできる仕事ありそうじゃないですか?」と提案した。

これに対し、二木氏は「トレーニングを十分に受けないで強引に配置転換されてコロナ病棟に追いやられてしまう」ことは、看護師たちにとって「ストレスになる」と語っている。


■多くの人が医療従事者に感謝

相方の小木博明は、自身が腎細胞がんで入院していたときのことを振り返り、「看護師さんたちは天使です。本当大変な仕事。もっとなんとかしてあげたい」とコメントした。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,880名に調査したところ、全体の79.8%が「新型コロナウイルスに対応する医療従事者に感謝している」と回答している。

新型コロナウイルスに対応する医療従事者に感謝しているグラフ

医療現場の逼迫を懸念した矢作だったが、人手不足問題への提案については、視聴者から「学生に見てもらうのはちょっと違うかな」「現場の逼迫もわかるけど、学生はしっかりと技術や知識を身につけてから出てきてほしい」「ちょっと無責任だね」など、視聴者からの疑問の声が多数あがっていた。

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(文/しらべぇ編集部・北田力也

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2020年4月24日~2020年4月27日
対象:全国10代~60代の男女1,880名(有効回答数)

おぎやはぎ矢作、医療現場の人手不足を懸念… 待遇も「安すぎるって」