戎光祥出版株式会社（東京都千代田区／代表取締役：伊藤光祥）は、『若狭武田氏と家臣団』（著者：河村昭一）を2020年12月14日（月）に発売いたします。
武田氏といえば、誰もがまっさきに戦国時代を代表する英雄・武田信玄を輩出した甲斐武田氏を思い浮かべますが、実は武田氏の本流は若狭国（現在の福井県）を本拠とする若狭武田氏でした。
武田信栄が室町幕府6代将軍足利義教の命を受けて一色義貫を暗殺した項により若狭国守護職を拝領したことから始まり、戦国大名へと転身を遂げた若狭武田氏はどのような一族だったのでしょうか？
また、同族の甲斐武田氏や安芸武田氏とはどのような関係を築いたいたのでしょうか？
150年にわたる一族の歴史を辿るとともに、合戦、領国支配、財政構造、城郭、寺社、主要家臣の出自・系譜、当主・家臣の文化活動をも網羅した、かゆいところに手が届く通史です。
【目次】
序章 若狭以前の武田氏
1.武田氏の系譜／2.安芸武田氏の成立／3.南北朝・室町期の武田氏
第I部 若狭武田氏の歴史
第一章 守護大名武田氏
1.武田信栄の若狭国守護就任／武田信賢の家督相続とその後の活動／3.応仁の乱と武田信賢・国信／4.将軍の近江出兵と武田国信・元信／5.明応の政変と武田氏
第二章 戦国大名武田氏
1.永正の丹後侵攻／2.武田氏の戦国大名化／3.転機となった桂川合戦／4.粟屋元隆の失脚／5.武田信豊の治政／6.武田氏の衰亡／7.織田信長の登場と若狭
第II部 若狭武田氏の領国支配・家臣団・文化
第一章 武田氏の領国支配
1.支配機構／2.領国経営を支える財政／3.知行制・軍事編成／4.寺社政策
第二章 武田氏の主要家臣
1.粟屋氏／2.逸見氏／3.内藤氏／4.武藤氏／5.山県氏／6.熊谷氏／7.白井氏／8.特異な出自の家臣／9.奉公衆本郷氏と武田氏
第三章 武田文化――文と武と芸能
1.武田氏の文芸／2.武田家臣の文芸／3.武田氏の武芸／4.武田氏と芸能
終章 若狭武田氏の大名としての評価
1.文武両道に秀でていたのか／2.大名としての能力
【商品情報】
書名：『若狭武田氏と家臣団』
著者：河村昭一
定価：3,600円＋税
ISBN：978-4-86403-371-8
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/580/
【著者紹介】
河村昭一（かわむら・しょういち）
1948年、福井県に生まれる。
広島大学文学部卒業、広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。
兵庫教育大学名誉教授。
主な著書に、『安芸武田氏』（戎光祥出版、2010年）、『中世の播磨と清水寺』（戎光祥出版、2013年）、『南北朝・室町期一色氏の権力構造』（戎光祥出版、2016年）、『広島県史』中世（共著、1984年）、『福井県史』通史編２（共著、1994年）、『社町史』本文編１（編著、2007年）がある。
【会社概要】
社名：戎光祥出版株式会社
代表：代表取締役 伊藤光祥
所在地：〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
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